日記

職場の同僚などが怒られているシーンを見るのは辛い。
「いつかは自分もああいう風に言われるのだろう」「自分に価値は無いと、判断されるのではないか」「今は優しくされているが、いつかは幻滅されてしまうのだろう」
と勝手に恐れてしまう。

しかしいざ自分が怒られることになると、「は?なにくそ」と反骨心を抱いてそこまで傷つきはしない。
怒りはあるから不満ではあることは確か、しかし身につまされるような思いまではない。
どうして他人に対してだとそう思うのだろう。

最近のネットではそういう性質を持つ人を、共感性が高すぎる「HSP」と呼んでいる。
しかし自分はそこまで共感性は無いと思うんだが。
1人で遊んだり過ごしたりすることはほとんど苦にならないし、全く気が回るほうでもない。

まあ自分のことはこれくらいにして、怒られた人のことだ。
辞めはしないのかと不安だ。
個人的には、そこまで仕事が出来ないようにも思えない。
上司がちょっと求めすぎではなかろうか。
人が働く理由は様々だ。働き方も様々で良いと思うんだ。
高度な技術を得て指揮も出来るようになりたい人には高給で、単純作業なら据え置きで、で良いじゃないか。

日記

庭師を本業にして約1ヵ月。
最近は剪定ばかりやっている。

行政的には建設業の中の「造園業」であるが、実際に造園するのは年に1回あるかないか。
平成初期とかなら公園の造成などが結構あったかもしれないが、最近はとんと聞かない。
新築一軒家が建つことはあっても日本庭園を新たに造成するなんてことはほとんど無く、新たに庭を作ることはほぼ無い。
しかし庭師としてはやはり庭造りの技術は必要で、造園施工管理技士や造園技能士などの資格を得たいなら庭や公園の作り方を知っておかねばならない。
実際は庭や公園の維持管理が仕事のメインであるが。

では造園することがほとんどなくなって庭師は先行きの悪い仕事なのか?というと、実はそうでもない。
なぜなら造園業を含む建設業全般が人手不足だから。
日本庭園離れも進んでいるがそれ以上に職人や事業体が減少しており、仕事を出来る人が少なくなっている。
だからただ庭の維持管理をするだけの仕事であっても、ただ仕事を続けているだけで新規顧客が増えてきたりしている。
あまり遠くの現場なんてしたくないが、その地の造園業者が取る仕事が少なくなって、遠くのウチにも仕事が舞い込んで来たりしている。

こういう職人系の仕事は、前職のような工場労働よりも安定は少ない。
しかしそういうイメージが手伝って新たに就職する人も少なく、おかげでかえって仕事が増えて安定してくる。
他の「安定」がイメージされる仕事は、「代わりはいくらでもいる」となって使い潰される場合もある。

まあやっぱり、基本的には植物や作ることが好きな人ならやれる仕事だけど。
危険なことも多いし。

日記

最近、加齢により男性ホルモンが減ってきたんじゃないか?
と思って、Amazonで精力を上げるサプリを購入して摂取を始めた。

男性ホルモンが減れば筋力減少、脂肪増加、性欲減退とか色々な症状が出る。
ただただのんびりと過ごしたいなら男性ホルモンは必要無いが、しかしそれだとますます結婚への道は遠ざかる。

数ある中でどうしてこれを選んだのかというと、ちょうどタイムセールで安かったから、というのが大きい。
30日分では2000円とかいくようなのに比べても含有量とかは悪くない気がする。
というこういうサプリなんて半分バーナム効果だから安い方が良い…なんて冷めた考えも無くはない。

さて、効果はというと、よく分からん。
元気が一気に出てきた感は無いが、最近特にあまり疲れてないのは単に仕事に慣れてきたから、とかもあるかもしれん。
しかし身体を動かすようになって、前職の3交代工場労働の時に比べればまだ元気になっている気がする。
単に3交代から日勤だけになったというのもある。

こういうサプリの効果を測る、っていうのは非常に難しいもんだね。
個人の状況や季節、服用機関が大きく変わるだろうし。
あまり効果が実感出来ないからと言っても、飲んでなかったら加齢により更に悪くなっている可能性だって考えられる。

日記

晴れの休日、試験のため公園で樹種同定の訓練をした。葉で見分ける図鑑を持っているが、普通の場所なら正解かどうか分からない。そこで、ところどころ樹種の名前が書いてある公園に行った。

やはり図鑑だけでは似ている木がどれとどれか、パッと見で候補を絞れるかが分からない。こうやって実際に見たほうがやはり覚えやすいし勉強になる。

アベリアとユキヤナギとコデマリとシモツケ、マテバシイとスダジイとタブノキ、アジサイとオオデマリ、アラカシとシラカシとスダジイとか。マサキとエノキは常緑と落葉で大きく違うが葉の形は似ているとか。ビワとユズリハとタイサンボクが常緑では大きく、次にマテバシイとタブノキとアコウ辺り。カナメモチはモチとしては珍しく鋸歯がある。常緑の葉で脈が3つになるのは、クスノキとシロダモとヤブニッケイ。そよそよしていてクスノキじゃないのはソヨゴ。

せっかく晴れの公園で散歩しているというのに、頭がごちゃごちゃして少し疲れた。徳島市のえびすの湯に入って疲れを癒やす。初めて行ったが風呂の種類が多くて面白いし居心地も良い。温泉は気持ちいいが、長居すると休日の時間を多く失うのが気掛かり。ここで時間を潰さねばならない、って時が一番リラックス出来る。

日記

一応婚活中。
一応が付くのは、成果が出てないから。

マッチングアプリに登録したりもしているが、若干マッチングしても続かない。
まあ面白い人間ではないことは認めるし、知り合ってから付き合うまでの流れを速やかに作る方法なんてのも知らない。
お互いが積極的に行動したり、恋愛強者であったりすれば有用なシステムかもしれないが、自分には向いてないかもしれない。

自分は、昔ならお見合いで結婚していたタイプだ。
常日頃からモテたい、出会いたいとか思わずに暮らしている。
恋愛強者とかは基本的にいつも心の片隅でそういう思いを抱いているらしい。
自分は違う。
モテようと本気でやってないからモテないし、出会いたいと本気で思ってないし行動もしてないから出会えない。

こういう消極的な人間は他人からの紹介とかで半分受動的に結婚するらしい。
しかしそういう受動的なお見合い結婚でも離婚率が低いのは、離婚したい自由になりたい他の人が好きになったとかも強くは思わず、惰性でダラダラと付き合っていけるからなのだろうか。
理由は他にも色々と考えられるが。

要は、自分には仲介してくれる人が必要だ。
結婚相談所とかもあるが、総費用が安く済むのは昔ながらの仲人協会、な気がする。今のところ。
成婚料がそこそこ高いが月額とかは安い。
成婚料が高いからこそコーディネーターがさっさと結婚させようと本気になったりもするとか。
ちょっと話を聞くだけでもしてみようか?

日記

当たり前だが、大企業だった前職と小企業の現職では余裕が違う。
前職では無駄に仕事や手間を増やすようなことに対してもほとんど躊躇なくGOサインが出る。
重箱の隅を突くような品質管理に対しても細心の注意と手間をかける。
人手が足りないのなら入れればいい、ダラダラと残業をしてもほぼ満額残業代が出る。
そんなので大丈夫なくらい、作っている製品から得られる利益が大きいのだろう。
金が潤沢だから仕事は増やせる、しかし不公平感が出ないよう時給を上げ過ぎないようにする。上げることも出来るのだろうが。

現職はかかった人×日の人件費や機械代+諸経費で請求している。
「請求する人の単価-実際の給料」や諸経費で利益が一応出るようになるが、しかし諸経費にも色々ある。
事務所の維持費、道具、見積りや請求などの管理とか色々。
大幅な利益はあまり出ないだろう。

前職の工場みたいに、利益をあげるにはどうするべきだろう。
いっそのこと、人日計算など止めて、本数×樹種×樹高×場所の有利不利で決めていくほうが良いのだろうか。
早くやればやるほど利益が増えるから作業者としてもやる気が出る。
人日計算では早くやる意味なんてあるのか。
親方の評価が上がるか下がるか、それによって給料を上げる気分になるが、その気分だって個人差はある。

直感的に、人日計算は将来性が無い感じがある。

日記

今日は良い天気の休日。
足を伸ばして香川県の山田海岸へ、釣り兼ピクニックに行ってきた。

三本松で青イソメを買い、ちょい投げでキスを狙う。
長い竿は持って行かずリュックだけのコンパクトな釣りセット。

キス針を付けて何度か投げてみるものの、フグだけしか釣れない。
しかも細いキス針はフグの歯には敵わないのか、すぐに壊された。
しょうがないので汎用的なちょっと太めの針を何度も付け直して投げ続けた。
根がかりも結構あり、1,2投で針を付け替え、ジェット天秤も1個無くした。

釣りとしては散々な釣果であったが、風も無く気温もちょうどよく、非常に良い天気だったので気持ちが良い。
釣りの後は近くのベッセルおおちで温泉に入る。
露天風呂と敷地内からの凪の瀬戸内の風景が非常に美しく、日々の疲れも吹っ飛んだ。

そう言えば今日の徳島新聞で、「徳島県は香川県と比べて文化事業が非常に遅れている」と書いてあった。
今日の山田海岸の釣りや先々週の引田観光などを鑑みても、やはり香川は土地の美しさの整備に多く金を出す、文化への投資の文化が根付いていると思う。
徳島は見どころが少ないとか魅力が無いとか言われるし自分からも言ったりするが、目先のことにしか金を出さず種を蒔くような気の長い投資をしてこなかった、というのもあるかもしれない。
つまり、やりようによってはいくらでも魅力が出るんじゃないかと、思う。

日記

30歳くらいになってから、妙にやる気が出ない日が続き、今まで太りたくても太れなかったのに「やや肥満」レベルにまでなってきてしまった。
心も体も大きく変わって、以前の自分とはまるで違うんだということを最近如実に感じている。
どうしてここまで変わってしまったのだろうか。
加齢が原因ではあるが、加齢の何が原因なのだろう。
せめてこの抑うつ感くらいはどうにかして、活力を取り戻したい。

色々と考えてみた結果、男性ホルモン(テストステロン)の減少なのではないだろうかと思い至った。
これが減少すると男性の更年期障害、抑うつ感、筋肉量の減少、EDなどの症状が出る。
もしかしたら、これかもしれない。

テストステロンは十分な睡眠、運動、低ストレス、コレステロールの摂取などにより増やせる。
工場での交代制勤務が減少の一助になってしまったか?
また、脂肪の増加→テストステロンの減少→筋肉の減少→代謝減による脂肪の増加…とサイクルに入ってしまうので、どこかでこの流れを断ち切らねばならない。
今は庭師として日々身体を動かしているから、多分少しは良くなってくると思うが…

また、亜鉛やビタミンなどが入ったサプリも、効果は少しは有るとされている。
Amazonとかにも売っているから、買ってみようか。

男性ホルモンが増加すれば、もう少し活力が増え、婚活とかにもやる気が出るようになるかもしれない。
このままでは、自宅でダラダラと過ごす子供部屋おじさんにしかならない。

日記

庭師を本業にして2週間ほど、身体はまあ少し慣れてきた気がする。
まだまだやれないこととか、100点満点の仕事が出来た日なんてないけれど。

工場労働より体力も使うし休日も少なめだから、ダラダラするとすぐに余暇の時間が無くなる。
夕方に帰ったら風呂に入って、水分補給して、晩御飯までパソコンかゲームか。晩御飯が夜7時~7時半頃に終わるので、そこから10時半までは余暇。
寝る前の1,2時間は図書館で借りた本を読み、それまではネットサーフィンか。

一応技能士試験があるからそれの勉強をする必要もあるが、試験は2月頃だからまだ大丈夫だろう。
今の目標と言えば、それと婚活くらいか。
それ以外の余暇はダラダラと、淡々と過ごしている。

毎日違う現場に行き、微妙に異なる作業をし、新しく覚えることもある。
だが、やはり日々は淡々と過ぎる。
どんな仕事でもそうだ。生き方でもそうだ。
粛々と、地道に、一歩一歩、人生は進み、終わりがやってくる。

20代の頃はもうちょい野心があったんだけどな。最近は無くなった。
本当に心も身体も両方変わったのだろうか。身も引き締まらなくなったのか、体重は去年に比べて10kgも増えた。
不便な場所を開拓した昔の人々のエネルギーは、若い頃のあの心身から来たのだろう。

日記

2級造園技能士の試験では枝葉を見て樹種を答える要素試験というものがある。
他には学科試験や垣を組んだりする技能試験があるが、まずは仕事にも役立つ要素試験の勉強から始めている。
試験では常緑樹しか出ない感じなのでそれだけを集中して覚えている。

しかし、結構難しいものだ。
似ている常緑樹としては、ツバキとサザンカ、ツツジとサツキ、モッコクとモチノキとクロガネモチとネズミモチ、ホルトノキとヤマモモ、マテバシイとタブノキ、カナメモチとベニカナメモチとレッドロビンとかがある。
落葉樹だがよくある木としてはクヌギとクリがあるが、これらも実が無い時期は棘状の鋸歯の先端に色があるかないかで区別するなど、非常に紛らわしい。
鋸歯、互生・対生、新芽、葉柄の色とかで区別するが、どっちがどっちだったか混乱してしまう。
もうこれは何度も見直したり覚えなおしたりするしかないか。

昔学生だった頃、実習実験でこのような枝葉で樹種判別する試験があったが、かなり苦手だった。
順番が先頭に近い人は実力で、後半の人は先頭の人から答えを教えてもらっていたりと、ずっこいこともあった。
まあどうでもいい。