日記

今日はブックオフに行っていた。
ふと思ったのだが、こんなにも多くの漫画や小説が存在するのって、ただ「今までにないものを作る」という理由だけではないのだろう。

「人々は、思いを発したい、発散したい」

似たりよったりの作品は多く存在するから読者から見れば作品に大した意味を見いだせないこともある。
しかし、その作品の存在意義そのものを否定するのは違う、やってはいけない。
例え既に他の人が同じ気持ちで作ったものがあるだろう。だからといってそれだけで発したい気持ちなどが無くなるわけではない。
何かを作りたい、この思いをぶつけたい、そういう思いが有象無象の作品であっても存在する。

昔は「ケータイ小説」を馬鹿にしていたが、思いの発露ってことを考えたら「非常に良いものだ」と思える。
作品づくりには市場目線も必要になることがあるだろう。
だが、市場目線は作品の修正に使うだけで、原動力はやはり個人の思いだ。
これからはただだ作者を「与えるもの」としてではなく「同じ人間」として見てみよう。そうすると更に作品たちを愛せる気がするのだ。

日記

大きな組織で働いて約2ヶ月、雰囲気も分かってきた気がする。
同調性と学習性無力感、この2つがキーワードだと思う。

ジョブローテーションによる異動が多く、そのためにマニュアルや要領も細かに定まっている。
なかなか職員1人の裁量というものを発揮するチャンスは無く、既に無駄だと思えるほど多くの決裁や連絡調整がある。
と言っても職員レベルのマニュアルを全く作ってくれておらず、心のなかではキレながら色々と周りに聞いている。
……後から後から言われるのはムカムカするのだ。最初に全部言うかマニュアル整えておけよ!と。
自律型人間である自分は恐らく、このようなコミュニケーションを密とすること前提で誰もが責任を回避するような風潮について今後もストレスを溜めることになるだろう。
いつか全部ぶっ壊してやる、そんな野望や希望を抱きながら、隙を見つけるまで観察していくか……

同調性が非常に重視されるので、それから派生していく学習性無力感も多い職場だろう。
終わった終わったと思ったら細かすぎることを修正させられる。そんなことを繰り返すと常に仕事に対して未完成感が生まれ、達成感も感じにくい。
また、色々と努力しても2年ほどでまた別の職場へ異動していく。
だから今この時だけをやり過ごせば良いと思っている人らも多く、変えてやろうとする気概は見られない。
頑張っても失敗したらその責任だけ負わされるからね。報いは異動したらすぐに感じられなくなるからね。

まあこういう風潮はこの職場だけのものだというわけでもない。
「大企業病」という言葉がある通り、大きな組織はこのような面を持つ。
そんな中で裁量性を持って楽しくやっていくにはどうすれば良いだろう。
裁量性は良いものだと思うんだけどな。
ほんの4ヶ月しかいなかった前の職場ですら、私のエクセル等の技術を発揮できていた。
今はしょうもない書類のレイアウトを整えるのに勤しんでいる。
ほとんど誰も見ないで5年保存されて捨てられる書類を整えるのに、何の意味がある?
その時間や手間でもっと有意義なことがやれるのでは?

徒労感も多い職場だ。
せめて、プライベートくらいではテキトウで裁量的なことをやろうか。

日記

「はい始まりました。会話の練習。

……いやあのさあ、昨日の日記に『小説を書きたい』だなんて抜かしておいて、既にもう会話の練習になっているじゃないか。
でも他人の気持ちも分かりたいし小説という完成品も得たいだなんておこがましすぎる。
そういうわけでまずは会話の練習ということで、テーマに沿って脳内会話をしてみよう。
……結局脳内会話なのかよ、ってまあそうなのだ。

第一弾は、自分の16 typeで診断された結果である、INTJさんです」

INTJ「はい、ご紹介に預かりました。INTJです。詳しくは16personalitiesのINTJのページを見てくれたまえ。
それによると、皮肉家で計画的で野心的で完璧主義的なようだが、そういう設定で話せば良いんだな?」

「はい、そういうのでお願いします」

INTJ「何だか私から見たら君の言動は大変フワフワしているように見える。もっとちゃんとしろ、って言いたい」

「いきなりキツイ言葉を浴びせていただいてありがとうございます。まさにINTJのような感じです。
ちなみに自分はINTは高めだけどJの部分は結構微妙な値で、少しPに近くもあります。
ゴリゴリのINTJさんから見たら私は知覚型、だらしないところもあるでしょうね」

INTJ「私のような性格の人は現実だとニーチェやプーチンのような人だからな。恐らく夏目漱石の「行人」の「兄」も同じような性格だろう。内向的だがキツイところがある。無駄な会話を一切好まない」

「もう既にこの茶番会話劇の中ですらINTJさんが嫌になってきていることが感じ取れます。だけどこれはただの暇つぶしじゃなくて、ちゃんとした目的があるんです!ですからもう少し付き合ってください……
そう言えばINTJさんは今日はどんな感じですか?楽しかったですか?」

INTJ「目的は分かっているが何だその話題は?そんな浅はかな話題で本心を探るなんてことができるとでも思っているのか?」

「ふへぇ……とは言っても本心を探るだなんてなかなか難しいもんで……やっていけば何かが得られるかなと思っておりまして」

INTJ「ふーん、そうか。まあ良い。今日は平日だから普通に仕事をしていたよ。全く、仕事は面倒くさいものばかりで私の野望にほとんど近づけず、能力も身につかない。帰宅後は転職サイトや新技術を調べるのが楽しいもんだ」

「なるほど、まあ気持ちは分かりますよ。特に誰が何をやったとかそういう長話は少しうんざりしてくることが僕にもあります。せめてもっと興味を持てるものならダラダラと長話しても良いんですが」

 

日記

「小説を書きたい……だって?
何でまた」

「理由は色々あるんだ。まあ、小説家になりたいわけじゃあないんだけど。
まず第一に、最近感受性が低くなって感動しにくくなってきた気がする。目が肥えてきたって言って良いのかな。面白くないな、と思いながら小説を読んだりしているんだけど、それはただのわがままな批評家だよね。無産の癖に偉そうな。もしそんなときに自分が書く側に立ったのなら、含まれる技巧や上手さに気づくかもしれない。『なんて素晴らしい表現なんだ!こんなの僕には思いつかない!』と思うだろうね。僕はもっと色々なことに感動したい。ま、言わば、感受性のリハビリだよ。
第二に、僕は色々な表現方法の中では文章を書くのが最も楽だし、自然に出来る。絵や音楽やゲームづくりとか、表現者は色々な方法で表現しようとしているけれど、やっぱり自ずと行えることが楽だし、「好きなもの」だと定義しても良いんじゃないかな。『好きなこととは、やってみたいと思うものではなく、やってしまうことである』なんて言葉を君も僕もよく考えている。僕は文章を書いてしまう。だから、執筆が良いんじゃないか。
第三に、僕は他人の心がわからない。自分の心がかろうじて少し分かる程度だ。故に文章執筆の中ではエッセイ、評論はごく普通に出来る……と思っている。でもブログ歴14年の僕にとっては今まで同じことをしていても同じ結果が導かれるように思う。それはあまり面白くない。……新しいことをしてみたいんだ!だから小説という、他人が登場するものをちょいと書いてみたいと思うんだ。民俗学など、『あの時、あの場所で、人々は何を思っていただろうか』ということを細々と追求している自分だけど、小説を書くことで更に他人の気持ちを知ることが出来、ひいては人々の幸福、そして自分に残された幸福の余地というものまで知ることが出来る……そんな気もするんだ。この日記もあえて対話形式にしてみたのもそのためだ。」

「なるほど、小説を書きたい、その練習としてこうやって僕に話しかけているわけだ。
でもいきなりそんなにべらべらと長文を話すようじゃあ会話になっていない気がするな。
それに、情景描写も無いじゃないか」

「……うん、まさしくそうだよ。今の僕はこうやって自問自答を行ってエッセイを書いているだけだ。進歩は無い。君も僕だからそれは他人じゃない。シミュレーションは全く出来ていないね。
実はこのアイデアは5月の心地よい気候の中、愛媛県宇和島と大洲をツーリングに行くときに思いついたわけだだけど、運転中やビジネスホテルで悶々と考えて出された結果なんだ。
……情景描写についてはまだまだこれからということにしておいてくれよ。情景描写があれば言葉にできないような雰囲気を出すことが出来るんだけど、今は頭で考えていることを整理しているんだからさあ」

「ああ、また独善的に話してしまっているようだね。
小説ってのは基本的に楽しませるような、興味を持たせるようなものを書くことであって、日記じゃないんだ。」

「今はまだ小説の形を成していない。それは認める。だけどまあ、他人のことや感受性のリハビリだから、少しは目を瞑っておくれよ。
とりあえず今の君は僕だが、君も変える必要があるのかもしれないな。僕を演出するだけではただのオn……セルフプレジャーだよね」

「よくその言葉を留まっておいてくれたね。そうだ、そのとおりだ。
僕は変わる必要がある。では何に?
……まあいきなり全く異なる人間をシミュレートするのは難しいから、せめて自分に近い人間になるのはどうだろう。
君や僕はMBTIで言うところのINTJだ。だから本物のINTJや、INTPを演出してみるのはどうだろう」

「そうだね。次は人種のテーマを決めて会話や小説を書いてみよう。
なんか、バイクで走っているときに考えたものよりも、これらの文章はスムーズに書けなかったなあ。
やっぱり頭で一気に考えるのとキーボードをカタカタと打つのでは思いの表出にハードルがある気がするよ。
思いついたことはその都度メモして、そのメモを頼りにキーボードで翻訳作業をするとかの流れになるのかなあ」

日記

自分の性格的にこれからも孤独なんだろうし都会の人々の生涯未婚率が3人に1人とか上がっているように、私と同じような男は世間にいくらでもいるだろう。
それでもやはり、パートナーという存在に憧れとか好奇心を覚えるのよね。
その執着が苦しみを生むというのは、そりゃまあ分かっているんだけれど。

何となく、自分と似た人か、自分とは全く違うけど包容力のある人と付き合いたいと思っている。
キモいのは分かるから言わんでよい。

自分の性格は16 typeで表現すればINTJだから、IN系の人なら案外わかりあえる気がする。
しかしIN系は最も数が少なく、出会える確率も親しくなれる確率も非常に低い。
非常に深い関係になってようやく、相手がIN系だと分かるくらいなんだと思う。

自分と全く異なる存在はESFPだが、何となくN系が好きだからENFPと出会ってみたいと思う。
しかしENFPは好奇心と行動力が旺盛でお固い面倒くさい職場にはほぼいない。
活動的な非現実系、そういう人らはどこにいるだろう。
普通の婚活にいる?いなさそう。
登山したりバイク乗ったりする?う~ん、いる……のか?
オタク系のイベントにいる?もしかしているかも?
キャバクラにいる?……なんか、すげえいそうなんだよなあ!
俺は、キャバ嬢と付き合いたいっていうのか?

お金

家計簿

独身アパート暮らし、30代の男の家計簿を載せます。

2022年4月、恒久的な仕事(正社員)に再度なって新しい場所赴任して引っ越した時期です。

収支内訳

収入 214,019円
給与収入(手取り) 199,596円
資産運用益 18円
ネット収入 14,405円
雑収入 0円
   
支出 162,573円
食費 21,210円
雑貨費 21,165円
車両交通費 36,033円
医療費 3,380円
保険 0円
服飾費 0円
交際費 0円
娯楽費 6,559円
通信費 2,200円
雑費 1,500円
家賃 67,445円
水光熱費 3,081円
   
当期純利益 51,446円

収入と仕事について

4月は他の新規採用社員と共に研修を受けることばかりでした。

それでも普通に仕事が来る(主に去年度のまとめ)ので、ほんの少しだけ残業しました。
物理的に絶対無理なら、サービス残業なんてしてやらずちゃんと残業代請求するんだからね!
仕事の感想としては、セキュリティを非常に気にしているからか自宅で行うネットとは使い勝手が異なります。
手順が増え、面倒くさい。
しかもパソコンが低スペックすぎて、起動に30分~1時間かかる!
おいおい、その間俺は何をすれば良いんだよ!って言いたくなる。
目先の節約ばかり気にしてそんなんじゃあ結局残業代が増えて損になる、ってことはもちろんシステム担当は分かるよね?分からんか?

とまあ採用1ヶ月目から不満がいっぱいあって、前職よりも規模が大きい割に洗練されてないんじゃねえのかと思うことがたくさん。
新卒の人なら「そういうもんか」と思うのだろうけど、生半可に他を知っている人から見ると……
でも逆に、他の効率的なものを知っている人が、効率的なシステムに変えていけば良いのよね。
だからこれから、最低でも定年まで働くだろうけど、自分好みにこの組織を変えていっちゃるという目標を持って働くことが出来るかもしれない。
そういう想いが日々の生活に張りを与えてくれるのではないでしょうか。

支出について

3月まで住んでいたアパート+4月から住むアパートの家賃を二重で支払っているので結構大きな額。
赴任場所が3月下旬に決まったから「1ヶ月前に退去通告を行う」という契約事項を叶えられず、こうなりました。
4月からの家賃は住居手当が出るので、実質負担は45,000円中24,000円くらいになりそうかな?

車両交通費では、バイクの故障をホンダドリームで直してもらったのが大きい。
結局ボルトの締め直しだけになりましたが、そこまで分解したり故障箇所の特定とかで技術料や手間がかかっているから、まあ2万円以上かかるのはしょうがないかと思う。
走行距離も6万キロ超えたし、色々とガタが出るのかね。

新生活を始めたので、雑貨費もそこそこ大きくなってます。
上の階の男が夜にうるさいので、ノイズキャンセリングワイヤレスヘッドホンを買ったよ……
他はIHコンロが付いているので対応のフライパンを買ったりとか。

4月の生活について

シダキュアを飲み続けている自分としては、ヒノキ花粉が出てきて鼻水がじゅるじゅるとなった時期です。
しかし花粉症治療を行う前のスギ花粉が多い3月のあの気だるさを思うと、このくらいはなんともありません。

4月は良いですね。
暑くも寒くもなく、登山や散歩は出来るし衣服の調整だけで快適な気温を作ることが出来る。
空調はいりません。たまに扇風機がいるけど……

そんな4月の空気を吸いながら、休日は新天地で散歩をしていました。
以前は海沿いでしたが、今回は山が近い場所。
でも暮らしにくさはなくて、徒歩でも結構生きていける場所です。
のんびりと散歩して知らない店を見つけ、知らない歴史を感じて。
そんな日々を送っています。

アパート暮らしに関しては既に慣れているので新鮮さはほとんど感じません。
というか、人生で燃え尽きた後の自分が何かを感じることはほとんどありませんが。
とりあえず仕事をしよう、と仕事に依存している日々です。
趣味や将来思い描く日々のために生きていた20代の頃と比べると色々違いますし、意識は低い。
でもね、今はそのくらいしか、思いつかないんだから。

日記

目に青葉がしみる新緑の候、皆様は健やかにお過ごしでしょうか。

と言いたくなるほどの季節であるGWだが、2022年は山梨県と静岡県へ5泊6日のバイクキャンプ登山ツーリングに行っていた。
もう関西の300名山はほとんど行き尽くしたから、長期休暇は関東を責めないとな……

300名山踏破のチャレンジは18歳の頃、14年前から行っているが今でも細々と続けている。
死ぬまでには行き尽くしたいと思っている。
昔はこの挑戦の向こうに何かがあると思っていた。
だが今は、別に何も無いかもしれないと思っている。
でもそれでも、辞めるつもりはないよ。

ツーリングの目標にもなるので、全国一宮参拝も同時並行で行っている。
神社は好きでしょうがないわけではないけど、やっぱりあの境内の雰囲気は落ち着くし、古い建物や巨木を見るのは楽しい。
それにこの目標があるおかげで山の無い場所へ足を伸ばすきっかけにもなるしね。
目標そのものだけじゃなくて、そこまでの道中にも色々と発見できる。
むしろ人生を旅とするならば、そのように道中そのものに、美しさや意味があるのだろうな。

日記,心理

4月30日は晴れの休日で、爽やかな風と澄んだ青空の中で6時間ほど歩いていた。
頭にしっかりと血が回ったこともあって、考え事も多く出来た。

やはりここ数年は、人の心理についての興味が多い。
不足感、焦燥感は昔からあり、それらは趣味とか仕事とかで解消されて疑念を持たない何者かになるのかと思いきや、そうでもないようだ。
まあ、自分から見る「何者か」ってのは、自分から見た他人の側面でしかなくて、その人が本心で何を思っているのかは知れない。
何にせよ、外的要因ではなく我が心の内的要因が解消の鍵だろう。
それは西洋哲学より遥かに前から研究している東洋哲学の考えでもある。
それを一生かけて修行するのが仏教であったりする。

ネットで他人の本音とされるものにアクセスすることが容易となった。
その中ではたまに全く理解出来ない心の動きも見られる。
それは単に説明不足だからだろうか、自分が同じ状況なら同じように思うのか思わないのか。
MBTIに出会ってからは「もしかして人同士って本質的に異なるのだろうか?」という考えが強くなってきた。
他人が妙に保守的だったり間違いだと分かっていながら他人に追従することとか、一過性の他人の評価にどうしてそこまで拘れるのか、自分よりも自分を楽しませてくれるものを作り出せる他者がいたりするのに何かを創ろうとする人がいることとか。
彼らは私と違う。違うからこそ、参考になるところがある。
彼らを模倣することで彼らの幸せをも模倣出来るところがあるのではないか、学べるところがあるのではないか?

本心のレベルで他人と心を通じ合わせる行為、それはどのような場で出来るだろうか。
最近のネットは日常に普及しすぎて逆に本心が見えづらいところもある。
とは言えTwitterや掲示板はまだまだ本心が残っているけれど。
もう少し別の場で、様々な人々の心理を学べる場はあるのだろうか。
正直最近は、宗教的な場、薬物的な場、ダークウェブ的な場とか、黎明期のネットのような奥底感がある場を探っている。