日記,旅行

晴れの休日、試験も終わったので久しぶりにキャンプしてみることにした。

蔓延防止とか色々出ているので徳島県外には行かず、県内で済ませることに。
最高気温が35度超えの猛暑日なので、標高の高いところが良いだろう、ということで標高1000m近くの神山と木沢の峠近くにある「岳人の森」へ。

…の前に時間があるので、手前の「神通の滝」へ寄ってみた。
林道を少し走って遊歩道を登っていくと、滝が現れる。
猛暑日だが樹冠の下の水気の多い環境は非常に涼しく、夏涼みには滝巡りはもってこいである。
滝巡りは良い…リリンの宝だよ。

神通の滝は勢いがあるのか霧状になる率が高いように見えて、滝壺付近は非常に潤いがある。
暑さは全く無くてずっといれば肌寒いほどだ。
心地よい。

そうして岳人の森キャンプ場の管理棟兼食堂の「観月茶屋」へ。
ここで冷やしそばを食べ、受付を済ませる。
14時までのチェックインならアーリーチェックインとなり、500円追加。
薪は種類があり、綺麗なものなら500円とかするが雑薪なら200円。
雑薪は、ただの枯れ枝のようなもので、鉈や斧は必須。
自分はこれを選んだ。

当日受付としたがコロナ禍の休日だけあって、ほぼ満員らしかった。
しかしバイクキャンプ用のサイトがあるようなのでそこに行くことに。
(空いてなかったら林道脇の渓流で野宿するつもりだった)

サイトに行ってみると、確かに狭い。
ソロテントとタープとバイクを置いたら埋まるほどだ。
自分はタープ無し派なので、特に広いスペースを必要としないが。

ヘリノックスの偽物チェアとテーブル、焚き火台を組み立て。
軍手と鉈を装備し、雑薪を取りに行く。
枯れた雑木を引っ張り出して、サイトで枝払いして薪を作っていく。
薪というより焚付だが。
(管理人としては片付けを客がやってくれるから一石二鳥?)

サイトからは木々の間から徳島の平野が垣間見える。
大鳴門橋までハッキリと見えた。
良い天気だ。素晴らしい。

私のソロキャンでは特にやることは無い。
とりあえず読書と昼寝をしていた。
そうこうしているうちに昼の3時ころとなり、チェックインを済ませた人たちが増えてにぎやかになってきた。

五月蝿いわけではないが人の声があると読書や瞑想に集中しにくいので、焚き火を始めることに。

焚付ばかりだが、こうやって燃やしていると下の方に炭化したものが増えて火が安定してくる。
乾燥した割薪が無い場合、とにかく燃やすのがコツなのだ。
無駄な消費だと思わずに。

火が安定してきたので、少し早いが飯を作ることに。
今日の晩御飯はピラフだ。
カットした野菜と米は自宅で既に飯盒に入れておいたので、水と調味料を入れて火にかけるだ。
調味料は固形コンソメと塩だけ。
飯盒を吊るすものを整備するのが面倒なので、焚き火台の中央に放り込んで炊飯。

あとは火の番をしながら待つだけ。
缶ビールと焼きマシュマロで暇を潰す。

そうして出来上がったのが焦げ焦げのピラフなのだ!

…焚き火台に放り込む方法は吊るす方法に比べて取り出しにくいので、炊飯具合のチェックを怠りがちですか?
食べてみると焦げの味もあるがまあまあいける。
でもやっぱり自宅で作ったり店で食べたほうが美味しいのは確かだが。

暗くなった後もひたすら焚き火。
やることは無い。
だから考え事をしていた。

私は学生の頃からキャンプをしていた。
だから好きだろうと思っていた。
だが、今は、それほどでもない、気がする。
旅費を抑えるための手段としてキャンプは素晴らしく、苦痛であっては元も子もないのでなるたけ快適にしようとしていた。
だけどキャンプ単体が好きかって言うと、微妙だ。
キャンプの醍醐味に火を見つめるとか野外で料理して食べること、とか挙げられるが、新鮮味を無くした今となってはそれ以外の快が見当たらない。
やったことがないことをやるのは良いが、ずっとそれだけやっていたいわけでもない。
大自然を味わいたいなら登山でもいいし、静かな環境で読書や瞑想したいなら近所の公園でも出来るわけで。

ソロキャンプの楽しさとは、今は分からない。

 

でも岳人の森そのものは良かったです。
自宅よりも温度調整が上手く出来ているシャワールームもあるし、水洗便所も整備されている。
順路が整備された植物園も良く出来ているし美しい。
これらを創業者がほとんど一人で整備したってのがすごい。
ホームページも作っているし、登山道だって作っている。
私なんかより遥かに心的エネルギーが高いのだろうな。

次の日、朝5時に自然に目を覚まし、夜明けを見に行く。

キャンプ場から東は山にあるので綺麗に日の出は見れないが、朝焼けは見られる。
夜明けや夕暮れは美しいものだが、毎日起こっていることなんだよな。
そういうのをじっくり見る機会が自然に出来るってのが、キャンプの醍醐味だろうか。

旅行

晴れの日曜日、2月にしては非常に暖かくなった21日。
こんな日は淡路島一周ツーリング(あわいち)だ!
ドライブコースでは非常に定番で、観光客向けの整備が観光客を呼び更に整備されていくという好循環。
2回目だが、まだまだ観光出来てない箇所は多い。

まずは洲本を観光。
行ったところは、「洲本市立淡路文化史料館」「洲本城」「旧益習館庭園」
洲本は淡路島の中では中心街のようで、街並みもちょっと都会風だ。
洲本城からの景色は良く、青空と青い海と街並みと島の景色が、沁みた…

次は「国営明石海峡公園」
ここで淡路牛のハンバーグを食べて昼食とし、公園を散策する。
国営だけあって至るところに工夫が凝らされており、公園の一つの完成形でもあるように思えた。
花が真っ盛りの季節ではまだないけど、菜の花を始めとして至るところで美しい花が見られた。
一日中のんびりと楽しめる場所だろう。

一気に北海岸へ。
以前は淡路の北・西海岸は田舎らしさがあったけど、最近は色んな施設が出来てそういうところに観光客が集中しているようだ。
「幸せのパンケーキ」とかハローキティとか、行列出来てた。

「北淡歴史民俗資料館」にも寄ってみた。
古い建物だからあまり期待はしてなかったけど、淡路で最古の民家や膨大な寄贈カメラコレクションや民俗資料など、意外に面白かった。
民俗って、裏にあるストーリーに耽るのが、良いんだよ。

更に南に下って、最後は「うずしお温泉 ゆとりっく」へ。
スーパーなども併設されている場所で、地元民も多そうな日帰り入浴施設。
いつものごとくサウナ2回セット+温泉入浴で体を癒す。
そうこうしていると夕方になってしまう。
今回は時間に余裕があると思っていたんだけど、やっぱり温泉入ると大分時間取られるね。
西淡三原ICから、徳島へ帰る。

色々コミコミで、費用は7,000円くらい。
美味いもの食べて見たいものを見て、疲れたら温泉入って家に帰って、良い休日じゃねえか!

旅行

2020年11月21日と22日、連休が取れたので1泊2日でしまなみ海道ツーリングに行ってきました。
以前に行ったのは親と3人の14年前、自分がまだ高校生だった頃です。
あの時はレンタル自転車でしたが、今回は1人のバイクツーリング。

出来れば宿泊場所の予約を取ったりして綿密な計画を立てたかったのですが、出発2,3日前に調べた時は既に予約がぎっしり。
ほとんど何の計画もせずに出発することになりました。
とりあえず、しまなみの島々をバイクで観光してどこかでキャンプする、というのが今回のコンセプト。

徳島から今治までは高速道路で一気に行けるので一気に行き、来島海峡大橋を渡って観光開始。
最初はまだ施設の営業が開始してない時間だったので、展望台になっている亀老山から。
朝8時頃でしたが人は結構多く、観光地としては有名なのでしょう。
展望台なだけあって景色は最高!
日が短い時季の、朝の光は斜めに差し、海峡と橋と島々を照らします。
初っ端に絶景に出会ってしまって、これから先の旅路でもこれ以上のものに出会えるのか、一抹の不安を覚えるほど…

次は小説「村上海賊の娘」で有名になりつつある村上海賊の資料館へ。
海の大名として瀬戸内海を牛耳っていたようですが、ただの略奪者ではなくて難所の水先案内人も務めていたのが意外。
海城というものも知らず、当時でさえノウハウの少ないものを自分たち流にやっていたのでしょうか。

他にもカレイ山展望台にも行きましたが、亀老山に比べると人は少なめ。
これにて大島観光は終わり。
次は伯方島へ。

伯方島は「は!か!た!のしお!」で有名な塩の島。
道の駅にも塩関連の商品が並びます。
造船業も多く、港には巨大なクレーンと機械音。
しまなみの中央付近なだけあって、この辺りから非常に「しまなみ感」があります。
チャリダーもそこかしこにいて、特に道の駅にはたくさん!

個人的に非常に気に入ったのは、「伯方ふるさと歴史公園」
山頂に山城を模した歴史民俗資料館が建っており、最上階からの景色も最高。
建物内も明るく仕上がっており、光と風が通り抜けるこの場所は、自分は大好きです。
島のこじんまりと納まった感じ、それは完成した感じにも思えて、その集大成こそがこういう歴史民俗資料館でもあるように思うわけです。

次は大三島へ。
14年前はこの島の南東端にある廃校を改築した宿に泊まった思い出があり、見に行くことにしました。
道中の海沿いの道は坂道も多くて当時はきつかったと覚えていますが、今回はバイクなので楽ちん。
宿は今でもあり、プライベートビーチのような小さな砂浜も健在。
あの時感じた「しまなみ」はまだ残っているのかと、安心しました。

大三島の中心、大山祇神社にももちろん参詣。
ここらで昼飯を食べようとしましたが、案外閉店した飯屋が多く、しかも客は多いので待ち時間が非常に長くなっていました。
面倒なので出発し、偶然見つけた喫茶店でサイコロステーキ定食を食べる。

愛媛県から広島県へ、生口島へ。
生口島も美しい島で一周したりもしたのですが、耕三寺は時間の関係で飛ばしたので、立ち止まっての観光はせず。
広島県と愛媛県ではしまなみへの捉え方は違うのか?
何だか愛媛県側は観光リゾート地として整備し、広島県側は生活のしやすさに重点を置いている反面リゾート的雰囲気は少ない気がする。

因島も生口島と同様の観光。
でも時間が足りなくなってきて村上水軍の城は行けず…
暗くなる前に野宿地を探さねば!
というわけで1日目は因島の山奥でキャンプしました。
地理院地図で穴場っぽいものを調べて行ったら当たり。
人の気配より獣の気配のほうが強い場所に行けました。
夜中に足音が頻繁にあって、何度も起きた…

2日目は朝日を浴びながらバイクを走らせます。
向島の観光は、やっぱり特になし。
そう言えば14年前に来た時も、生口島、因島、向島辺りの記憶が無いや。
でも向島は釣り人が非常に多く、しまなみは釣り人の聖地でもあるんだなと実感。

尾道大橋を渡ってしまなみ海道は終わり。
時間があるので尾道観光することにしました。
尾道は千光寺が有名なようなので、そこをメインにして周辺を観光することにしました。
尾道は坂の町で、千光寺の海側は寺社と宅地と店舗がごちゃごちゃに混ざる独特の雰囲気。
猫がいたり、小さな公園あったり、著名人の旧居があったり…
上り下りするのは大変ですが、どこも景色が良いので歩き回るのは面白いです。
視野が狭くなるからこそ、歩くほど発見があって楽しい。

尾道の歴史資料館にも行こうとしましたが、閉館中!
また、尾道ラーメン店が11時まで開店せず、その時は10時。
朝早くから開いている飯屋で一足お先の昼食を食べました。

尾道観光が終わってもまだ時間があり、福山観光も考えましたが、今回の旅は「しまなみ海道」の思い出に集中したかったのでパス。
福山も観光してしまうと、今回の思い出の訳が分からなくなってしまう。

徳島への帰りは瀬戸大橋経由で。
観光客は非常に多く、コロナに気をつけて人との接触は極力避けました。

というわけでこれにてしまなみ海道1泊2日のバイクツーリングは終わり。
14年ぶりにやってきて思うことは、感性もまた過ぎ行くものである
あの時と同じ場所にやってきたからって、あの時の感じ方がそのまま復活するわけではない。
あの時、尾道からバスで帰ってきて来島海峡大橋で見た夕陽、涙が出たあの日の自分はそのまま今に復活するわけではない。
過ぎ去っていくのは寂しいことだけど、今感じていることもまた、10年20年後には感じられなくなっているかもしれない。
過去との違いに喪失感を感じるだけでなく、今この瞬間の気持ちは二度と手に入らないものだとして、想い出の宝箱に大切に閉まっておきたい。
過去も自分の人生で、今も自分の人生で、未来も自分の人生である。

11月下旬、美しい空と島々と海峡のしまなみ海道、淡い光を受けながら滑るようにバイクを走らせた。

旅行

10月4日は休日。
曇りなので近場の観光でもすることにした。
徳島からほど近いからこそ今までちゃんと観光しなかった、香川県白鳥と引田に行った。

営業時間開始前に到着したから、まずは散策だけで観光出来るところへ。
まずは何となく寄った安戸池。
本当に何も知らずに来たが、ここはハマチなどの養殖とルアー釣りが出来るようで、日曜日だけあって人は結構多かった。
こんな釣りやすい場所で大物釣れるだなんて、面白いじゃないか。
料金は釣りにしてはちょっと高めだが、持って帰れる物が物だから良いかも。
また釣しに来るかもしれん。景色も良く、波の無い池と漣が聞こえる瀬戸内海が美しい。

次は白鳥のランプロファイアに行ってみる。
地質学的に貴重なようだ。
引き潮でないと基本的に行けないが、この時はちょっと道が沈没。
靴と靴下を脱いで進んだ。
見えたものは縞状の岩石。
素人には地層との違いがよく分からないぜ。

また引田に戻り、施設内観光。
最初に讃州井筒屋敷へ。
立派な商家で、美しい建築と庭園だけでなく引田の産業の歴史が分かる。
木がふんだんに使われ、感じられる建築って、やっぱり好きだよ。

引田の町はところどころに古い家が残り、密集した町。
漁師町とも商家町とも思える。
静かな散歩を楽しんだ。

引田の歴史民俗資料館にも行ってみた。
無料だが、市の資料館の割にはなかなかいい感じだった。
地元のことを過不足なく伝えているような気がする。
我が故郷にも、このくらいのものが必要なのではなかろうか・

白鳥はあまり行くところないかなあ、と思っていたが白鳥神社に行ってみた。
回廊が長く、松原が美しく、由緒正しい神社のようだ。
境内すぐ近くにはクスノキの巨木がある。
ここまで大きいと、やはり何かしら感じるものがある。

最後に引田の翼山温泉で日々の疲れを癒した。
前々日から造園業を本業としたが、ずっと続くから疲労回復を意図的に行わなければならないと思う。
久しぶりにサウナと水風呂の温冷交代浴を2セットやったら、身体の奥深くのつっかえが少し無くなったような、根本的な疲労が軽減出来た気がする。
人間、やれと言われれば一応は動ける。しかし根本的な疲労が溜まっていたら、自律的には動けない。
これからも休日はどこかの温泉に入ろうかしら。
最近涼しくなって心地よいし。

そんなに離れてない場所を観光したが、なかなか楽しくて気持ちの良いものだった。

旅行

2020年8月26,27日の2日間、丸々休みでした。
というわけで、

「西香川で、海水浴と夕日を楽しもう!」をコンセプトに1泊2日のソロツーリング。

行ったところとルートはこちらー↓

高屋神社(稲積神社)

最高気温が36,7度の猛暑日。
熱風を風に受けながら高速道路を走り切り、まず着いたのは高屋神社。

ここは「天空の鳥居」が有名で、車道が近くまで通じているのでツーリングに良い場所でしょう。

尾根の突端に位置しているため、眺望が非常に良い!
神域ですが木々が低く抑えられているので南北に開けており、青空と穏やかな瀬戸内海、父母ヶ浜などの砂浜が美しい…

入場制限なども無いので夜でも来れるでしょう。
夜景を見に来るのも良いかも。

琴弾公園

今までに2度ほど来たことがありますが、せっかくここまで来たんだから、観音寺市のメイン観光地である「琴弾公園」にも寄りました。

寛永通宝の砂絵が有名ですが、今回はのんびりと砂浜や松林を散歩するだけに。
陽射しがきつく気温も高すぎて快適とは言えませんでしたが、やはり風景は美しい。
だだっ広い砂浜は確かに美しいですが、ベンチなどのワンポイントあるともっと情緒あります。

名部戸海水浴場

父母ヶ浜で海水浴しようかと思いましたが、写真撮影のための観光客が非常に多くて場違いだったので、場所を移ることに。

選んだのは、北側の小さな集落の静かな砂浜、「名部戸海水浴場」
綺麗な白砂の中規模の湾です。
遠浅で穏やかで、人も多すぎず、穴場の海水浴場ですね。
海の家が一軒あり、駐車場も広いです。

さて、一人で夕暮れまでキャピキャピと数時間泳ぐのは難しいので、「タープを張って、椅子に座って読書しながら夕日を待とう」としたわけです。
結果、登山用ツェルトをタープ代わりにしようとしたので立てるのに非常に苦労したのに、小さな杭ではすぐにロープが外れて倒れてしまう。
しかしタープなしでは陽射しを遮るものが無く、直射日光を浴びすぎて長時間いられず。
水温は高くて非常に泳ぎやすかったですが、ここで数時間過ごすのは無理だ、として移動。
やっぱり、ビーチではビーチ用の装備が必要ですかね…

いやまあ、海水浴場としては非常に良い場所だったのは確かなんですが。

父母ヶ浜

父母ヶ浜で夕日を撮りたかったのですが、昼間にひとまず寄ってみました。

「日本のウユニ塩湖」ということで最近インスタ映えなのもあって非常に人気が出てきた場所です。
実際どんなものなのか行ってみると、なるほど、つまり非常に遠浅の干潟のような砂浜です。
干潮時にはこの干潟に水たまりが出来、海上の波が伝わらなくなり、鏡のように反射する。
しかし見た感じ、簡単に美しい写真が撮れるとは限らないようで、風とか時間とか潮とかが全て上手く重なる必要があるよう。

最近人気が出てきた場所なので、観光地としての整備が急ピッチで進められているようです。
おしゃれな店が出来て屋台のようなものも来ているけど、無料だから良いけど駐車場などは仮設っぽい感じ。
周辺の、昔からある店は観光地らしさは無くて地元感のあるものばかり。

この少子高齢化、若者の旅行離れの時代に、久しぶりに「新たな観光地」が生まれつつある雰囲気を感じました。

夕暮れまでは3,4時間もあったので父母ヶ浜でのんびり過ごそう…かと思いましたが、無料の日陰のベンチが非常に少なかったので、場所を移しました。
山の上の方に良い感じの休憩所があったので、持ってきた本を読んでのんびりと時を過ごしましたよ。

…午後6時、さてそろそろ行くか。
そして父母ヶ浜に着くと、夕暮れを見に来た県外の若者が!
「ここは本当に四国か!?」と驚くレベルの若者比率です。
おじさん(30代)は場違いでは…とちょっと肩身狭い。

この時父母ヶ浜は満潮で、普通の砂浜になっていました。
波も立っていて、インスタ映えする写真は全く撮れそうにありません。
それでも若者は多く、しかたないので砂浜と夕暮れの風景を楽しんでいたようです。

しかしちと落ち着かないので、夕暮れくらいは静かに過ごしたい。
バイクで東奔西走して自分なりの夕暮れを探す。
父母ヶ浜の北側、老人ホームの近くの防波堤辺りは静かで良かったです。
真夏の花、夾竹桃が咲き誇り、日は落ちる…

気温は下がり、今日も終わる。

この日のホテル、Gotoキャンペーンで安くなった「善通寺グランドホテル」に行って宿泊。
普通のビジネスホテルですが、久しぶりなので新鮮です。
晩御飯は併設の和食料理店で、鯛の釜めし御膳。
ホテル宿泊時にもらった券で、生中が無料になったのでもちろん飲みましたよ。

暑ければ暑いほど良くなるのは、水遊びで体が冷えにくくなることと、ビールが美味いことくらいだ!

善通寺(2日目)

いつも通り、朝7時頃に起床。
窓からは朝日が輝いていましたが、開けると熱気が…

今日も暑くなりそうです。

善通寺市のメイン観光地、「善通寺」を観光。
昔、四国遍路で参ったことがありますが、ただの観光で来るのは初めて。
のんびりやりましょう。

…のんびりと境内を見回りたかったのですが、朝8時なのに暑い!暑すぎる!
この時刻なのに、日陰じゃないと辛い…。

真っ暗な戒壇巡りもやりました。
平日のあさイチなので一人でやれましたよ。
他の観光客がいると歩いている時に密になったり接触したりしてしまいますからね。
それに一人のほうが、宗教的な心に集中できる。

やはり善通寺は美しいものでした。

丸亀城

丸亀市のメイン観光地、丸亀城を観光。
実は今まで一回も来たこと無かったの!

丸亀城は地方の城の割に石垣が非常に大きく、そして美しいのが特徴。

猛暑なのでちょっと歩いただけで汗が噴き出る。
水飲み場でガソリンを補給するかの如く水分を取りながら行動しました。
水分を引き換えに、行動する。

頂上にある天守閣は3階建てですが、コンパクト。
他の城と比較して、中は特にこれと言ったものは無いですが、風が吹き通って涼しかった…
お殿様たちは夏の避暑としてもこの天守閣を使っていたのだろうか。
北には美しい瀬戸内海が広がり、かつてはここを帆船が行き交っていたんだろうな…

なお丸亀城は2018年に石垣が大きく崩れたようで、今でも修理しています。
画像認識技術を使って全ての石を元通りに組んでいくのは、凄い。

この後城内の丸亀市の歴史資料館にも寄りました。
やはり城と、うちわが有名。

うたづ海ホタル・瀬戸大橋記念館

このまま西香川の海沿いの観光地を制覇していこう!

「うたづ海ホタル」は最近四国水族館も出来た、道の駅。
道の駅というより海浜公園で、保存された塩田と綺麗な公園が見どころですね。
もう少し気温が低かったらこういうところでぼへーっと海を見るのにね。

「瀬戸大橋記念館」は名の通り瀬戸大橋にちなむものを保存したり、特異な建築方法の紹介について。
この辺の超大規模構造物って、今までにやったことのないような技術がふんだんに使われて、さながら実験場でもあるような高度な試行がされているのが、驚愕するところですよ。
よくまあ、こんなことを思いついて、事故無く達成できるように具体的な計画を立てて、実践したものだ。

地上部の大きさだけでなく、水面下の構造物と、苦労も知れる記念館です。
池と滝や噴水も、涼やかです。

塩業資料館・瀬戸内海歴史民俗資料館

五色台から

坂出・宇多津一帯はかつては広大な塩田が広がっており、坂出には「塩業資料館」があります。
資料館好きなので、そりゃ寄る。
塩田で使われていた道具が展示され、古代から現代までの日本の塩づくりの歴史が学べます。
塩タブレットももらえました。

ドライブコースで人気の五色台には大きな「瀬戸内海歴史民俗資料館」があり。
塩飽諸島の民俗資料はそれぞれの島にあるのではなく、ここに集められているようですね。
漁師たちの船や漁具、日々の生活に使った物たち、展示は非常に多いし広いです。
しかしそれでも、入館料は無料!これは凄い!
凄いけど、この日は暑く、ゆっくりと見えなかったのがちょっと悔しい…

終わりに

やっぱり、観光は、もう少し涼しい方が良いですね…
せめて最高気温が30℃以下、出来れば25℃前後の春や秋。

でも暑いと海水浴が心地いいんですよねえ。
汗をダラダラかいてから海の水で流して冷やす!

西香川も大分観光したものだなあ。
東香川も結構行ったし、あとは塩飽諸島とかかなあ。
もう少し涼しくなった秋、民宿に泊まりながら釣りでもしたいものです。

旅行

2020年8月16,17日にかけて、徳島県の祖谷へ1泊2日の旅行をしてきました。
「三好市独自の宿泊助成金が出ているのでそれを使おう!」と思ったらその日は対象外で、使えず。
でも結局楽天トラベル上で、国のGotoトラベルと割引クーポンで半額くらいになってくれました。

約5年ぶりの久しぶりな民宿旅行となったので、宿泊自体が新鮮でしたね。
今回泊まらせてもらったのは、かずら橋近くの「祖谷の里 民宿お山荘」さんでした。

最高気温は38℃前後。
バイクで行ったので、下界の道を通っている間はドライヤーを当てられ続けているようなものでした…

平家屋敷

「あ~!暑い暑い暑い!」

と一人で愚痴を言いながら池田のICを降りる。

池田の道路脇の気温計を見たら、何と40℃!
輻射熱でちゃんとした温度が測れてないからニュースにはなってないものの、バイクなどではそのくらいの熱を受けていることでしょう。

外が暑すぎて、「人間の身体って冷たくて気持ちいい…」と感じてしまったほど!

さて、大歩危・小歩危辺りではようやく気温が下がって(34℃)走りやすくなりました。
西祖谷へ向かう県道45号線に入り、祖谷観光開始。

まず行ったのは、古民家と古民具が保存された「平家屋敷」
辺鄙で急傾斜で、当たり前ですが車道なんて無かったこの場所に、屋敷を構えた平家の落人たち…
開拓者としても、山中の生活者としても、隠れ潜む過去を持つ彼らの一端を感じることが出来る場所でした。
単なる『古民家』として見るだけでなく、この場の周辺や地形も感じたほうが入れ込みやすいでしょうね。

中には囲炉裏があり、煤で梁や天井は黒くなり、煙の臭いもします。
この臭いや光が昔の人が常々感じていたものか。

かずら橋

次は祖谷で定番の観光スポット、『かずら橋』
ここを来ずして祖谷観光とは言えません。

今までに何回も来ましたが、やはり観光客は多いですね。
落ちたら死にそうなくらいの高さで、スカスカの足場。
人が落ちることはまあ無いでしょうが、油断してたら物を落として紛失してしまうくらいはよくありそう。
渡っている途中では子女の声が多く聞こえ、おじさん一人で渡るのに比べれば、「この橋は怖いもんなんだな」という実感が湧いて良かったです。
どうも自分は、こういうのに恐怖感を持てなくて、ひょいひょい歩いちゃう。

橋の周辺には売店も多くあるので、せっかくだからヤマメの塩焼きを買って、琵琶の滝で涼むこととしました。
山中と言えど昼間は暑いものですが、この滝の周辺だけは非常に涼しかったです。
焦熱地獄をバイクで走っていたので、いや本当に、癒されました。

祖谷の里 民宿お山荘

今日のお宿はこの、「民宿お山荘」!
かずら橋のすぐ近くにありますが、奥まった場所なので観光客はおらず静かです。

民宿ですが、旅行サイトで予約が出来るので泊まりやすい宿です。
プランは、本館と別館、食事メニューで分かれています。
自分は「別館」の「里山料理」としました。

到着時は15時30分頃。
まだまだ暑いし、夜勤明けで1,2時間しか寝てないので、まずはクーラーを効かせた部屋でお昼寝。

夕方17時頃、ちょっと外に出てみると、涼しい!
実家ならこの時間でもまだまだFuckin’ HOT!!なのに。
クーラー無しでも快適にいられるなんて、時期が時期だけにちょっと感動。

宿前の駐車場や窓からは周辺を見渡せますが、見方によっては本当に凄いところだよなあと、感じます。
現代技術のおかげでこの山中にも車道は通じているし、何ならもっと山奥に大きな近代的なホテルを建てることだって出来ます。
しかし車や車道なんて一切無く、ほぼ全ての荷物が人の背と足で運ばれた時代のことを顧みれば、
「よくもまあ、こんな山中に集落を作ったな…」
と、しみじみと感じることが出来るでしょう。

現代技術のおかげでこの民宿お山荘も辺鄙な場所にはりますが、エアコンやテレビもあり、インターネット回線もあるので、里とそれほど変わらない清潔で豊かな生活が送れます。

風呂は、風呂小屋が独立して位置してます。
露天などはないこじんまりとした民宿らしいものですが、最近建てたものなのか非常に綺麗に感じました。
浴槽は1人用なので、他のお客さんがいない時に入ったほうが良いでしょう。
今日は暑熱のおかげで全身に汗をかいていたので、風呂が気持ち良かったです…!

そして、風呂上りに野外で涼むその清らかさと言ったら!
なぜか蚊がほとんどおらず、快適に夕涼みが出来ました。

+祖谷蕎麦

晩御飯は地元産っぽい山の幸ばかり。
分かってらっしゃる。
こういう地味だけどその土地の文化が知れるような料理が、一番良いですね。

どうせクーポンのおかげで宿泊費安くなってるんだから、ということで日本酒(熱燗)を頼んでちょっとした贅沢。
日本酒と漬物ってええわ…

日が沈んでかなり涼しくなっていたので、クーラーは消して換気扇回すだけでもかなり快適でした。
下界が暑すぎなだけに、クーラー無しで寝られるだなんて、それだけでちょっと感動です。
やっぱり夏は山で寝るのが最高です。

テレビをグダグダ見て、早めに就寝。

次の日、朝食を食べ、部屋を片付け、出発!

落合集落

2日目も祖谷観光。

ですが、最初に行きたかった東祖谷歴史民俗資料館の開館時間が、通常は8時30分からなのに、コロナのご時世だからか10時から…
待つのも面倒なので、通り過ぎました。
でも、民俗資料館、好きだから行きたかったけどね。
まあまた来れるか。

祖谷の山里の風景を堪能できる、「落合集落」ももちろん行きました。
まあ集落内部に行くとその様子が分かりづらいので、行ったのは対岸の展望所ですが。

祖谷などの徳島の山村って、川沿いの大通りからは建物がほとんど見えないから非常に寂しい場所のように感じます。
しかし、山に登って集落のある中腹から望めば他の集落の存在を確かめることが出来、空も広いから別天地のような、楽園のような雰囲気がありますね。

車が基本交通手段となった現代では、国道や県道沿いに住む方が快適でしょう。
しかしそのような道が無かった、基本は自給自足だった昔において、緩傾斜で豊かな水を手に入れやすい山腹のほうが、よっぽど住み易かったのでしょうね。

名頃のかかしの里

祖谷の中でも最奥部の、標高900mの集落「名頃」

ここにはとある村民がかかしを何百体も作り続けており、集落のあちらこちらにそのかかしが。
まるで人が消えてかかしになったような…
そんな雰囲気を感じてしまうとちょっと怖いですw

地形的には祖谷川の水量も減って洪水も少なそうな川沿いの開けた集落なのですが、何分標高が高い!
ここまで来ると気温が低くて作物も育ちにくくなりそうに思います。
だからか、下流の方はもっと急傾斜でも民家がありますが、この辺りでは緩傾斜でも少ないです。

この名頃も過疎化でいつかは無くなる集落かもしれない…
そんな消えゆく集落の記憶を受け継ぐかのように、かかしが作られる。
観光客による勝手な邪推ですが、そう思っちゃうのよ。

で、剣山の見ノ越を過ぎて、木屋平を過ぎて、神山を通って帰宅。
祖谷に来た時同様、「あづい~」と言いながらバイクを走らせました…

何だか今回の旅行は、

「超高気温下でバイクで走るとはどんなものか?」
を、感じるという意味では有意義でした。

ありていに言えば、走っても気持ちよくない真夏の苦行旅行、みたいな。
やっぱり最高気温35℃超えたら、走るほど暑くなるね…

旅行

2020年7月7日、雨の休日でしたが歩きたくなったのでウォーキングに出かけることにしました。

コースは「歩く徳島 第二歩(株式会社メディコム)」を参考にしました。
松茂町の月見ヶ丘海浜公園を出発し、今切川を遡って加賀須野橋を渡り、河口の『長原渡』という渡船に乗って公園に帰る。

周遊なので車で来て、車で帰りやすいコースです。
しかし、道沿いにコンビニ等の店・トイレはありません。

月見ヶ丘から加賀須野橋へ

「雨の中ウォーキングするのって、実際どうなんだろう?
やっぱり晴れの日を選んだ方が良かったかな~、でも最近梅雨で雨ばかりだから…」

と、軽くこの日の選択に疑問を持ちながら、月見ヶ丘海浜公園を出発。
微妙な雨だと思いのほか雲が美しくなるから、それを期待して、傘を差しながら歩いていきます。

徳島県の東部、海岸沿いは鳴門徳島自転車道が整備されており、このコースでも多く通ることになります。
自転車は全く通ってなかったので、ただの広めの歩道でしたが。

豊岡の町を進めば、豊岡神社が見えました。
よく知らない神社ですが、由緒を調べると、この松茂町豊岡の開拓記念のようなものだそうな。
暴れ川である吉野川の河口に位置するから、治水技術が発達してからの集落なのでしょう。

長原のバス停を右折すれば、すぐに見えてくる長原漁港。
漁港と畑の両方がこの辺りにあり、長原は漁師町でもあり農村でもありそうです。

長原漁港からは今切川左岸沿いの小道をひたすら歩きます。
川を見ながら、町を見ながら、時折通る船を見ながら。

この辺で雨が強まってきて、ちょっとうんざり…

加賀須野橋の可動橋に着けば、このコースも後半戦。

加賀須野橋から長原渡し、月見ヶ丘へ

加賀須野橋からは大塚団地沿いを通ることになりますが、団地を抜けるまではそこそこ交通量があり、静かなウォーキングとはなりませんでした。
ちょうど平日の通勤時間帯だったのがいけないか。

団地を抜ければまたも川と畑の景色が広がる田舎の風景となり、のんびり歩けます。

今回のコースのハイライト、『長原渡』に到着!

ここは運航休止時間以外なら、人がいれば渡してくれる渡船です。
県営なので、無料!

 渡船場らしき場所に突っ立っていると、対岸の長原にいる係員が気づいて、船を出してくれました。
小さな船に乗り込み、長原へごく短い船旅。
歩行者だけでなく、自転車も乗れるようです。

長原からも静かな海沿いウォーキング。
なが~い長原突堤と、行き交う船が美しい…

松茂は名の通り、海岸沿いには多くの松がありましたね。
大分海岸性常緑樹に押されてきてもいますが、やはり松の大木は健在です。
墓にも松の葉が飾られていたのが印象的。

海岸をひたすら歩いて、月見ヶ丘海浜公園に帰ってきました。
雨が降ってたので、帰り支度を整えて早々に帰宅。

雨の日のウォーキングも乙なものか?と思って歩いてみましたが、やっぱり晴れの日のほうが楽しかったかも…