バラエティ番組の中では「月曜から夜ふかし」が好きで、録画して見てるんだけどま~~~、多くの変人が出てきますわ。
何十年も続ける割には素晴らしい成果も出ておらず「個性的な人」として映されていたり。
だけどね、やっぱりそういうのも「継続」の一つなんですよね。
自分には伝記物に出てくるような、輝かしい物語として演出されるような、向上心のある継続なんて無いと思っている。
ゲーム、読書、ネット、マンガとかはダラダラと継続しているがそれは「継続は力なり」なんて強い言葉で表されるほどの意志も無いわけで。
ゆえに悲しいかな、それらの趣味が自分の無成長さを代表するようなものとして捉えてしまうこともあるのだ。
何やってるんだろう、俺、って。
でもさあ、人間ってそういう伝記みたいな生き方をするためだけに生まれてきたのかと。
恐らく今まで、平和な時代に英雄的な素質を持った人が生まれても、素朴に人生を終えていたこともあるだろう。
素質と環境と歴史の気まぐれが合うことで記録され、未来の一部の人間がたまたまそれを知るだけ。
生前に評価されず不遇の思いで死んだ人もいるだろう、「俺はよくやった」と思いながら死んでもすぐに忘れ去られた人もいるだろう。
ルーチンで今を生きている。
決まった時間に起きて、決まった物を食べ、決まった方法で身体を洗い、定期的に部屋を掃除し買い物をし、余暇は決まった方法で過ごす。
まるで修行僧のようかもしれない。修行僧もまた、人生を費やすほどの心の探究を行い、身体や環境としてはルーチンを守って暮らしていることだろう。
継続と言えば継続だ。継続とは自他共に素晴らしいものだと実感するとは限らない。
でもまあ、これに安楽を感じる気持ちも一部にはある。