2022.05.25 既に見たもの聞いたもの読んだものがあっていい

今日はブックオフに行っていた。
ふと思ったのだが、こんなにも多くの漫画や小説が存在するのって、ただ「今までにないものを作る」という理由だけではないのだろう。

「人々は、思いを発したい、発散したい」

似たりよったりの作品は多く存在するから読者から見れば作品に大した意味を見いだせないこともある。
しかし、その作品の存在意義そのものを否定するのは違う、やってはいけない。
例え既に他の人が同じ気持ちで作ったものがあるだろう。だからといってそれだけで発したい気持ちなどが無くなるわけではない。
何かを作りたい、この思いをぶつけたい、そういう思いが有象無象の作品であっても存在する。

昔は「ケータイ小説」を馬鹿にしていたが、思いの発露ってことを考えたら「非常に良いものだ」と思える。
作品づくりには市場目線も必要になることがあるだろう。
だが、市場目線は作品の修正に使うだけで、原動力はやはり個人の思いだ。
これからはただだ作者を「与えるもの」としてではなく「同じ人間」として見てみよう。そうすると更に作品たちを愛せる気がするのだ。

日記

Posted by YU