日記

目に青葉がしみる新緑の候、皆様は健やかにお過ごしでしょうか。

と言いたくなるほどの季節であるGWだが、2022年は山梨県と静岡県へ5泊6日のバイクキャンプ登山ツーリングに行っていた。
もう関西の300名山はほとんど行き尽くしたから、長期休暇は関東を責めないとな……

300名山踏破のチャレンジは18歳の頃、14年前から行っているが今でも細々と続けている。
死ぬまでには行き尽くしたいと思っている。
昔はこの挑戦の向こうに何かがあると思っていた。
だが今は、別に何も無いかもしれないと思っている。
でもそれでも、辞めるつもりはないよ。

ツーリングの目標にもなるので、全国一宮参拝も同時並行で行っている。
神社は好きでしょうがないわけではないけど、やっぱりあの境内の雰囲気は落ち着くし、古い建物や巨木を見るのは楽しい。
それにこの目標があるおかげで山の無い場所へ足を伸ばすきっかけにもなるしね。
目標そのものだけじゃなくて、そこまでの道中にも色々と発見できる。
むしろ人生を旅とするならば、そのように道中そのものに、美しさや意味があるのだろうな。

日記,心理

4月30日は晴れの休日で、爽やかな風と澄んだ青空の中で6時間ほど歩いていた。
頭にしっかりと血が回ったこともあって、考え事も多く出来た。

やはりここ数年は、人の心理についての興味が多い。
不足感、焦燥感は昔からあり、それらは趣味とか仕事とかで解消されて疑念を持たない何者かになるのかと思いきや、そうでもないようだ。
まあ、自分から見る「何者か」ってのは、自分から見た他人の側面でしかなくて、その人が本心で何を思っているのかは知れない。
何にせよ、外的要因ではなく我が心の内的要因が解消の鍵だろう。
それは西洋哲学より遥かに前から研究している東洋哲学の考えでもある。
それを一生かけて修行するのが仏教であったりする。

ネットで他人の本音とされるものにアクセスすることが容易となった。
その中ではたまに全く理解出来ない心の動きも見られる。
それは単に説明不足だからだろうか、自分が同じ状況なら同じように思うのか思わないのか。
MBTIに出会ってからは「もしかして人同士って本質的に異なるのだろうか?」という考えが強くなってきた。
他人が妙に保守的だったり間違いだと分かっていながら他人に追従することとか、一過性の他人の評価にどうしてそこまで拘れるのか、自分よりも自分を楽しませてくれるものを作り出せる他者がいたりするのに何かを創ろうとする人がいることとか。
彼らは私と違う。違うからこそ、参考になるところがある。
彼らを模倣することで彼らの幸せをも模倣出来るところがあるのではないか、学べるところがあるのではないか?

本心のレベルで他人と心を通じ合わせる行為、それはどのような場で出来るだろうか。
最近のネットは日常に普及しすぎて逆に本心が見えづらいところもある。
とは言えTwitterや掲示板はまだまだ本心が残っているけれど。
もう少し別の場で、様々な人々の心理を学べる場はあるのだろうか。
正直最近は、宗教的な場、薬物的な場、ダークウェブ的な場とか、黎明期のネットのような奥底感がある場を探っている。

日記

さて今は、今まで生きてきた中では最も大きい組織で働いているが、ブルシットジョブ(クソどうでもいい仕事)が多すぎることに既に辟易してきた。
具体的に言うと、上の「辟易」という単語の意味を職場のPCで調べる場合、内部ネットではなく外部ネットに繋ぐために特殊なソフト(クソ遅い)を1分かかりで立ち上げ、いつもとは異なるブラウザがタスクバーを占領しながらようやく1単語の意味やビジネス敬語を調べられる。
タスクバーにいるのがうっとうしいから閉じると、また立ち上げるのに1分ほどかかる。

……あああ!!!!!

「決済は電子で簡略化」なんて目指しているけど検索性がすこぶる悪く、結局今まで通り紙やPC内のファイルで管理するのが分かりやすい。
だが前任者のファイル管理は分かりづらすぎて、ルーチンワークのための様式なんて全く整備していない。
だからまずルーチンワークを行う場合、様式をPC内や紙などから調べるところから始まる。
また上司も「一応」を大事にするのか細かなところもやり直しさせようとするし。
あのさあ、ほんの少しの訂正を数十分もかけて直したら、金銭的にどれだけ損失になるかお分かりかね?と思うのよ。

今までで最も大きな組織であると同時に、ブルシットジョブの多さも最多である。
革新派合理主義の自分としては1から100まで全てブルドーザーのように全部ぶっ壊していきたいと思う。
このような面倒さを組織外にも押し付けたら、組織外の人々はそれに関する行為へのやる気もどんどん減っていくだろう。
また、ますますノウハウを溜めている既存の組織しか関わってこなくなるだろう。
ひいては新しいものが生まれることもなく、ジリ貧になっていくんじゃないかと悲観する。

とりあえず今からの数年は、自分がやれる範囲でどうでもいい仕事を変えていくのが目標だ。

日記

自分でも分かってるんだが、ヒラの身分のくせに最高に冷徹なことやってると思うんだが、人事記録を付け始めてみた。

仕事でよく関わり性格を判別出来そうな人たちを対象に、その特徴、強み弱みをデータベースで記録していってみようってことだ。
数年前に16personalitiesに出会ってからMBTI的なタイプで管理するのが非常に効率良いと考えていて、その人事記録も16タイプをベースにして付けている。
ひとまず今は出会って1ヶ月も経ってないから初期の印象だ。
これがまた1年経つとおそらく印象も変わってタイプの判別も変わるだろう。

さて今の我がグループでは、課長が「eXfX」、係長が「eSFj」、主任が「isfj」と判断している。
「X」はよく分からない、他の大文字なら強い傾向が見られる、小文字なら弱い傾向が見られる。
F型多めのようなのでT型の上司のような強い批判のようなものは無いが、皆の足並み揃えよう感が強そうな職場だ。
今のところ何とか尊敬できるのは課長(男性)くらいか。
課長もめちゃくちゃ頭良いわけではないが、部下としてはやりやすいし率先して動いてくれるのが凄いなと思う。

前の職場では第一印象は良くない女性職員がいたが、退職間際では弱みも多いが強みも多いということが分かってきて魅力的だと思えたこともあった。
恐らく今回の職場でもそのような評価の変遷はあるだろう。
だからその違いを確認するためにも、今のうちから人事記録を付け始めたのだ。
また、もしかしたら自分が人事権を握ることになるかもしれないから、他人の評価の練習もしたいと思っている。

日記

桜が葉桜となるが、その代わりに様々な植物が青々しくなり日に日に変わるその色が目を飽きさせない。
植物たちが呼吸しているからか、その呼気からも様々な物質が放散され、鼻孔の感覚もまた日によって変わる。

最高の季節だ。
気温はちょうどよく、服装を調節すれば山にも海にも行ける。
ヒノキ花粉に少し悩まされるが、シダキュアを飲む前のスギ花粉に比べれば体調が不良になるほどでもない。
日が長くなり、紺碧の空と常緑樹と落葉樹のまだらな模様が映えて美しい。

こんな時は外に出たいと思う。
私を制限するものはないから、存分に外に出る。
山に登り、次の日は海へ行く。
将来のことなんて考えないし、今までやってきたものを無理に制覇しようと思わない。

そうそう、こんな季節でも眠れない夜には憂鬱となる。
この人生もやり遂げようとすることも、全てが無駄で無意味で何の価値も無いがゆえに、もう何もしたくなくなる。
だけどそんな時、「楽観的虚無主義」って言葉を思い出すんだ。
人生なんてたかが知れている、だから我らは無責任に、今やりたいことをやっておけば良いじゃないか。

日記

https://life.yurecord.com/2022/03/14/post-1665/

以前の日記にも書いたことだが、約1ヶ月前に自分が乗っているバイクの調子が悪くなった。
詳細は上の日記のとおりだ。

そして、ホンダドリームから修理が終わった旨の連絡を受け、引き取った。
不具合の結果は、ギヤシフトドラムに取り付けられているシフターピンが緩んでいたから、とのことだった。
部品の劣化とかオイルが悪かったとかそういうのではなく、総走行距離60,000km超えということで振動が積み重なって緩んだ、とのことだった。
つまり、しょうがないことだった。

修理はホンダドリームが分解し、該当箇所を規定トルクで締め付け、試運転したくらい。
部品の交換は一切なく、工賃24,200円のみだった。
難しい修理だから、工賃はまあそんなもんだろう。

その後数10km走って自宅に帰ったが、不具合は無かった。

そんなこんなでワゴンRハイブリッドの代車生活は終了です。
代車は結構良かった……
久しぶりにバイク乗ったら、大型の割にはおとなしい車種なのに、振動を凄い感じた……

お金

家計簿

独身アパート暮らし、30代の男の家計簿を載せます。

2022年3月、6月から働いていた臨時の職を離れて4月からは恒久的(?)な職となりました。

収支内訳

収入 204,716円
給与収入(手取り) 190,054円
資産運用益 17円
ネット収入 14,645円
雑収入 0円
   
支出 338,028円
食費 9,668円
雑貨費 2,148円
車両交通費 14,472円
医療費 4,550円
保険 0円
服飾費 6,314円
交際費 0円
娯楽費 11,575円
通信費 2,100円
雑費 262,500円
家賃 22,445円
水光熱費 2,256円
   
当期純利益 -133,312円

収入と仕事について

3月は手取りが減りました。
給与明細を見ると年金や保険が2ヶ月分引かれているような?
退職だからでしょうか。

12月から3月までは助っ人として忙しい部署に異動しておりましたが、偶然とある問題を発見して妙に評価されました。
「ずっとここの職員でいて良いよ」と言っていただいたり。

6月から11月までは育児休暇代理としてかなり暇なポジションにいましたが、まあこの時期もやりがいはないけど癒やしにはなりました。
12月からは忙しかったけどそれなりに毎日別の仕事やってて飽きずにやれてたり。
そりゃまあやりづらいところもあったけれど。

本当、専門外の仕事だったけど環境的には良いところでした。
専門外だからやりがいは少ないのかもしれない、でもこういう仕事は性に合っているとも思う。
やりたいことよりも、性に合っていることをやってみようよ。強烈にやりたいことがあるわけではない人は、特に。

支出について

食費から娯楽費はかなり少なめ。
溜まっていた食材を消化していたり新生活の準備をしていたため。

4月から住む予定のアパートの入居関連費用として、雑費が非常に多くなっています。
引っ越しは1tトラックをレンタルしただけで終わったので8000円ほどの費用に収まりましたが。
不動産業者等に払う初期費用は大きいですね。
住居手当がつくようになるから毎月45,000円という、今までの人生で最も高価な家賃の場所に住むようにしましたが、おかげで手数料も高くなり。
後になって分かったことですが、高速道路代も支給されるようで。
……少々の遠さなら引っ越ししないほうがお得なのかな。

3月の生活について

3月から4月になると大きく生活様式が変わるので、その準備というかこれまでの生活の総まとめをしていましたね。
私は私の理想を追い求めた。
その答えの一つが7月から3月まで住んでいたあのアパートである。
長年追い求めていたものがこんなにも近くに、しかし得てみるとそれで人生の全てに満足がいくわけではないことも改めて感じました。
だけど、良いものであったこと、癒やしを得られたことは確かです。

私はいくつになっても失い、新たに得て、過去をふわりと思い出して多幸感を得ながら時を過ごし、死んでゆくのでしょう。
2022年3月、私は死に、新たな自分が生まれました。今後も生まれ変わり続けることでしょう。
私の一人一人はそれぞれの時代に息づき、二度と出会えないことでしょう。

日記

新規採用の人々と一緒に全体研修を受けたりする日々。
この組織ならではのシステムが非常に多く、ちょっとした外出だけでも面倒な手間と設定が必要。
慣れるまでは本当に大変だ。

ようやく事務所にて前任者の仕事を確認出来る日が来たが、まあ、分からん。
元々法律的なことにはあまり詳しくは無いが担当者用のマニュアルらしいものが無いのが、理解の難しさに拍車をかける。
まずは規則の大体の形を知り、前任者の不可解な個別案件メモを解読して、ようやく何となくの流れが分かってくる。
せめて、せめて個別案件のストーリーくらいはまとめてくれよと思った……
本当、これから何をしたら良いのか、何がどうなったら何をしたら良いのか分からない。

職場的には非常に緩くて、定時になったら多くの人が帰り支度を始めるようだが、だからこそ残業がしにくい。
もうゆっくり気兼ねなく勉強したいから、担当者用の本を持ち帰って勉強することにした。
多分これからやるべきことは、短期的にも中期的にも長期的にも非常に多いだろう。

日記

4月1日は新生活として、新しいアパートでの生活、新しい職場での仕事だった。
仕事についてはまだまだ始まってもおらず、書類作成だの研修だのの手続きばかりで1日が終わった。
新しいシステムに慣れること、面倒くさいことに慣れることがまず第一か。
人間の雰囲気的には、めちゃくちゃ緩そうだった。

アパートに帰ると環境の変化からか、妙な疲労が出た。
上の写真はそこそこ片付いてきたので撮ってみたが、帰宅時は物が乱雑に散らかりホコリも大量にあった。
さっさと片付けていかないといけないが見るだけで疲れる。
ひとまずカップラーメン食べて布団敷いてぐーたらすることにした。

そして布団でスマホをいじっていると、上の階の人が帰ってきたようだ。
……どこを歩いているのかがはっきり分かる。話していることの一言一句を聞き取れる。

このアパートは築2000年頃、木造だがこの辺ではめちゃくちゃ古いわけではない。
周辺は店も多いが一本入っているから車の騒音は聞こえない。玄関ドアから音も響いてこない。
部屋は1階だが角部屋。
以上の理由から昔住んでいた格安アパート(家賃2万円台)に比べたら騒音問題は少ないはずだ、と思っていた。

甘かった!
まあそうだよな、内見時は住人がいない時間に行うことがほとんどだ。
だから住み始めて分かることがある。
こんなにはっきり聞こえるんだから上の住人に注意するだけで収まるものではないだろう。
普通の音量の声ですら普通に聞こえるんだから。

ああ、やはり最初に見た1階建ての長屋風の場所が良かったのか。
まさか2階ありの1階がこんなにも音が響いてくるだなんて。
とりあえずすぐに引っ越せるわけではないので、ノイズキャンセリングワイヤレスヘッドホンを注文した。
1万円以内のものだ。
これなら他人からの音をシャットアウトでき、自分がもし何か人に聞かれたくないものを聞きたい場合はこれでバレなく出来るはずだ。

安アパート住まいは気楽な面もあるが、騒音だけは嫌だ。

日記

この日、2021年7月から9ヶ月間住んでいたアパートから、新しいアパートに引っ越すことになった。
仕事のためやむなくの引っ越しだった。
写真は窓から見える風景だった。

このアパートを選んだのは、この窓から見える風景が良かったから、比較的静かな場所だった、家賃が安かったからだ。
景色は良いがアパートの部屋そのものはボロいもので、家賃が同じくらいでもう少し住みやすいところもあった。
決めたときも悩んだが、あの時の自分にとって本当に大事なもの、それは心を安らがせてくれるものがあること、それを重視してここを選んだ。

結果、この住環境が私の心を落ち着かせてくれた、と思う。
職場の環境のおかげでもあるし一人暮らしを再開したからということもあるだろう。
風景はすぐに飽きるという風潮もあるが、季節に応じて、天気に応じて見せてくれるものを変えてくれたこの湖のような内海は、結局私を飽きさせなかった。

この内海は本当に湖のようで、このアパートはその畔に建っている。
都会の裕福な人々は大枚はたいてこういう場所に別荘を建てる。
それがどうだ、家賃2万円台で私はそれを手に入れてやったぞ。
全てをローコストで手に入れることは出来ない。
逆に言えば、今の環境で簡単に手に入れることが出来るものは、他の場所だと大金を払わないと手に入れられないものだったりするのだ。

こうやって心惹かれるものがあれば写真で記録している。
写真を見返すと、過去の私が感動したもの、そしてこれからの私が感動するであろうものが映ることになる。

夕暮れの風景は、昔から好きなようだ。
登山の時とかに見る朝日も好きだが、切ない気持ちにさせてくれる夕暮れの感慨深さといったら!

雑然としたこの部屋の写真が、引っ越し直前の部屋だ。
物を隠さないし蓋とか開けっ放しだったりするから、雑然さが凄い。

でも棚は持たず衣装ケースなどで代用しているから、見た目ほど物は多くない。

引っ越し前日、最後の夜。
かなり物も減った。

ベッドは持たず、ホームセンターで購入したユニット畳3畳分の上に布団を敷いて寝ている。
少し段差があるからホコリが布団にかかりにくいし畳の外にホコリを落としやすい。
ベッドは運ぶのが大変だ。
ギシギシと音がするし、上を歩きづらい。

28日に近所のレンタカー屋に行ってトラックを予約。
やはりこの時期なので空いている日、車種は少なく、何とか30日に積載量800kgのタウンエースを借りられた。
当初は2tトラックを借りようとしていて、全部載るか不安だった。

載せてみると、タウンエースで十分だった。
大きなものは冷蔵庫のみで、洗濯機は持たない。
冷蔵庫も一人で階段を上っていけるくらいのサイズにしたら選択できるアパートも増えるんだが。

また、ユニット畳は引っ越し時でもかなり役に立った。
積み込みの時はあおり代わりに出来て積載量アップ。
積み下ろし時は床や壁の養生シート代わりに出来る。
もしかしてユニット畳って転勤族にオススメ?

そんなこんなで不安だった引っ越しは無事終わった。
ボロいアパートだったが、忘れ得ぬ風景を私に見せてくれた。
1,2年に1回、思い出の写真を決めているが、またその思い出の写真集に1枚加わりそうだ。

ありがとう。