つるぎ町一宇『黒笠山』―山頂は360度の大展望
2020年6月8日、つるぎ町一宇から、阿波のマッターホルンと称される『黒笠山』に登ってきました。
稜線までは単調な上り坂が続きますが、山頂は360度の大展望が広がる登り甲斐のある山でした。
ルート・登山口
黒笠山への登山道は3方向にありますが、最も使用されるのは東側のつるぎ町一宇からのものだそうで。
国道438号から県道261号線へ。
更に白井林道を通り、黒笠山登山の標識を目印に舗装コンクリート道を登ります。
民家脇の黒笠山登山口の標識がある場所が、旧登山口となっています。
2,3台ほど駐車できるスペースがあります。
なお、最近林道が延伸したようで、更に上部にも駐車できるスペースがあります。
もしかしたら林業関係者が使っている場所かもしれません。
車を置いて、舗装道先の歩道から登っていきます。
民家が数軒あるので若干道が入り混じっているので注意。
上写真の赤丸内に『黒笠山・矢筈山登山道』の標識があるので、そこを目指します。
登山の様子
林業作業道が交わっていたりするので、赤テープがあちこちに付けられて少し道が不明瞭になっています。
しかし登山道標識はあるので、それに従って登っていきます。
いまや限界集落となった白井集落にもかつては人が多く住んでいたようで、杉林の中に石垣や廃屋が残っています。
つるぎ町一宇には、こういう山の奥の奥まで人の痕跡が残っていますね…
白井集落から稜線近くの黒笠神社までは、ひたすら沢沿いの登りです。
石垣だけが残る廃集落跡を越えると、広葉樹林の中をずっと登っていきます。
この登山道も古くなっているのか、赤テープが剥がれていたり、赤テープを付けた木が折れていたりして、少し道に迷いやすいので注意。
単調で長い登りですが沢沿いなので水の補給はしやすいです。
自分も岩清水でタオルを濡らしたり喉を潤したりしました。
無事、小さな黒笠神社までたどり着けば、山頂は近いです。
稜線まで登り切れば高度感は一気に出て、清々しい登山を楽しめます。
矢筈山分岐点を過ぎれば、山頂はすぐ近く。
「阿波のマッターホルン」の由来となった、ポコンと出た山頂も望めます。
分岐点からロープなどを頼りに10分ほどの岩場を登り切れば、大展望の広がる黒笠山の山頂に到着!
岩の上なので狭いですが、その分木々に邪魔されずに徳島県の主要な山々を見渡すことが出来る気持ちの良い場所です。
日陰はほとんど無いから、陽射しのきついこの日は低木の下で休憩しましたが…
山頂での景色を楽しんで、下山は往路を辿ります。
踏み跡やテープが薄めなので、一瞬道に迷いそうになったりと、ちょっと一筋縄ではいきませんでした。
また、最高気温も30℃を超える気象となってきているので暑かったです。
登り2時間35分、下り1時間35分。
YAMAPによれば消費カロリーは1742kcal、ダイエットにもなりました(笑)