2021.02.04 どこでもいるスゴイやつ、例えば医者
最近、「もし自分が他人が羨むような大企業とか団体とかにいたなら…」と夢想することがある。
隣の芝生は青く見えるしそんな環境にいれば「もっと静かでマイペースに生きたい」と思うことだって分かってる。
でも、自分が今いる環境がベストなのかを常に疑ってしまう。
ふと、身近にいてお世話になっている医者について思う。
彼らは類まれなる頭脳と行動力と、(もしかしたら違うかもしれないが)人を助けたいという信念を持っている。
おそらく彼らが大企業に就職すれば、速やかに要職に就き、顎で数百人を動かせるような立場になっていることだろう。
そして、そういう想像を彼らもしたことがあるだろう。
こんなちっぽけな町にいる彼らでも、然るべき場所に行けばいくらでも名声は得られる。
彼らは何を思いながら生活をしているのだろう。
静かで快適なこの町に暮らしながら住民の健康を守っていければ幸せだ、もしくは、もし俺が官僚や大企業に行ったなら…
優しそうに見えるお医者さんたちにもやっぱり人並みに抱える悩みだってあるんだろう。
そう思うと、何だか今の自分を肯定できる。
僕もこのちっぽけな故郷を守る一員として、技術や知識を磨いていこうと思える。