日記

先日、山奥の集落を登山口として、山に登った。

その集落は今の車社会の中では交通の便は悪い。グネグネと曲がりくねった細い川沿いの道を通って、更に斜面を駆け上がって、ようやく家に着く。
大型のスーパーやホームセンターなどは近くには皆無で、買い出しにも不便だ。
雇われて働ける場所も少なく、通勤時間も長くなるだろう。

しかし、その天空の集落は美しかった。
花が咲き乱れ、古風な屋敷と農地があり、南から陽光が射し、眼前には山並みと青空が広がる。
頻繁に出かけず、出荷や買い出しなどで週に1回ほどしか出かけないなら、過ごしやすい場所だろう。
少ない近所の人々ともおそらく顔なじみだろう。自分は彼らよりも人口密度のある町に住んでいるが、顔なじみはごくわずかだ。

こういう所で住む人にも幸せだったり不幸があったりするのは当然だ。
だから安易に彼らに「幸せですね」とか「可哀そうですね」とかも言えないのも当然だ。
しかし少し思う。
おそらくこのような山奥の人々だって、とあるポジションに就けば日本史上で五指に入るほどの実力者になる人もいただろう。

大都会の世間の中心でそういう立場で働いて力を発揮するのが幸福か、発揮せずのびのびと生きるのが幸福か。
自分だってどこかのポジションに就けば実力者として世間で認められるのかもしれない。
しかしそれがどのポジションなのか分からないし、その時得られる生活様式に幸福を覚えるのかも分からない。
実力を発揮せずに人生を終えるのも、もったいないとは思う。

こんなようなこと、歴史上にいくらでもあっただろう。
ジグソーパズルのように、全ての人間に役割が定まっているわけでもない。
自分の熱意が導くままに、生きていく?

徳島県の登山

2020年5月7日(木)、好天の休日。

美馬郡つるぎ町一宇にある、標高1,493mの津志嶽に登ってきました。

累積標高差は1,000m近くあり、徳島県内の登山にしては長丁場となる、登りごたえのある山でした。

ルート・登山口

津志嶽への登山ルートは、東側の久藪集落からとしました。
まともな登山道は鉄塔巡視路を使う以外には、ここくらいしかないでしょう。

貞光川沿いの国道438号、つるぎ町一宇支所から少し南に来ると、石鉄神社の大きな鳥居が見えます。

ここから斜面集落の久藪へ登っていきます。
狭い道ですが、だんだん見晴らしが良くなって、川沿いに比べれば広々とした雰囲気になってきます。

登山口・駐車場となる阿弥陀堂には、いくらでも駐車できるくらいのスペースがあります。
トイレもあり、小さな集落なのに綺麗に整備してくださっていて感謝です。

なお、車道はもう少し上に続いていますが、転回場となっているので登山目的での駐車は禁止。

車道終端からは登山道開始です。

登山道の様子

海沿いで暮らす自分としては、斜面集落は不思議なことの連続です。
久藪集落ですら秘境の感があるのに、モノレールや電線は更に上へ伸びています。

途中には阿波狸発祥の地を表す祠。
調べてもよく分からず…

モノレール沿いを登っていくと、車道の通じていない場所に生活の痕跡が残る廃屋と、石鉄神社。

切り開かれ、草が刈られた美しい天上の楽園です。
人亡き後でもシャクナゲやツツジが咲き誇り、この美しさがかえって寂しくもあります。

石鉄神社からはひたすら一面の杉林の中を登ります。
ところどころに石垣や緩やかな場所があり、この辺りにもいくらか人の生活があったのでしょうかね。
秘境中の秘境に思えますが、南斜面で緩やかで、水が豊富なら、交通の便は別として自給自足で生きるには困らなかったのかな。

少々息を切らしながら登り切ったら、稜線の鞍部に到着。
ここから片道数分で秋葉山の山頂に行けますが、行ってみたら特に何もありませんでした。

鞍部から稜線上を進んでいけば、小屋のような津志嶽神社、更に進めば鉄塔。

この辺りは休憩に良いですね。
どこも下草が少なく、岩がゴロゴロしておらず、道も細くないので、座りやすいです。

鉄塔より奥にはシャクナゲ群生地。
こんな山奥ですが少しだけ水も流れており、補給も出来ます。
花と沢の、山上の別天地ですね。
楽園かここは。

もう一度稜線を歩いて、山頂を目指します。
山頂近くには巨木が倒れた場所があり、そこから吉野川方面を望めます。
秘境ですね。

アップダウンを繰り返して稜線を進めば、遂に津志嶽山頂に到着!

いや~結構長かった。
集落跡の緩斜面、稜線、山上の沢、細い稜線など、道中は景色が様変わりするので行程も長く感じました。

山頂は切り開かれて広々としており、大人数の休憩は可能。
ただし、周辺には木々が茂っているので、展望は微妙。
隙間からわずかに黒笠山方面が望めるのみです。

帰りは淡々と往路を辿り、下山。
駐車場の阿弥陀堂で水とパンを食べて、まったりと休憩してから、出発しました。
シャクナゲが美しく、背後の津志嶽も最高の、山上の楽園です。

登り2時間20分、下り1時間30分でした。

登山道はどこも歩きやすく、危険なところはほとんど無かったと思います。
徳島県の山にしては長丁場となるので、登りごたえのある山でした。

日記

仕事は、まあ相変わらずだ。
「いつまでに独り立ちする」というのが決まってないから、自分が出来ないことがあっても焦って学ぼうとはしてない。
「じゃ、任せた」という気概だ。

しかし今でも「もっと手伝おうとするべきか否か」と悩む。
そういう気兼ねがあって、職場環境に慣れきっているとは言えない。
会話とかも悩む。
結局ほとんど何も喋ってないが。

そう言えば前職も最初は鬱々としていた。
「いつかはここから出てやるんだ、ただの踏み台だ」と思っていた。
仕事が多くなるにつれて達成感も自信も手に入れた反面、やっぱり出来ないこともあった。
悩みはいくらでもあった。

僕にとっての良い職場環境とはなんだろう。
分からない。分からないから、とりあえず金を稼ごうとする。
金は分かりやすい、分かりやすすぎる。
熱意のために仕事をすると、その熱意が無くなった時が恐ろしい。
…分からんよ。とりあえず求人情報には常にアンテナを張っておく。

お金

独身実家暮らしの男の2020年4月の家計簿を載せます。

今月は派遣で工場で働いていたのと、コロナで少しは自粛していた生活と。

収支内訳

収入165,948円
給料(手取り)156,279円
確定資産運用益9円
ネット収入9,660円
支出109,258円
食費750円
雑貨費4,115円
車両交通費33,606円
娯楽費27,126円
通信費1,661円
雑費42,000円
当期純利益56,690円

収入について

工場で派遣で働いていました。
締日は20日なので、今月分は2月21日~3月20日までのもの。
ちょうど休みが多くなる締めだったからか、何と上記の1か月で17日間しか働いておらず。
というわけで今月分の給料も低めとなりました。

4月は造園のバイトも無かったので、そのバイト代も無し。
休日は海と山に存分に行けました。
仕事を望まれるなら仕事するし、望まれないなら一人で遊ぶ。
使用者も被用者も気楽なもんです。

資産運用益は預金の金利。
色々と含み損や含み益がありますが、それらは家計簿には入れず。

ネット収入は、ポイントサイトとアフィリエイトですね。
このサイトのアフィリエイトはないのですが、昔作ったサイトでまだ収入が発生しているのでちょっともらえてます。

金の稼ぎ方については色々と試してみましたが、やっぱりメインは給与収入です。
その他は小遣い稼ぎ程度です。

支出について

実家暮らしなので食費はごくわずか。
コロナのおかげで外食も自粛しているので、その費用はほとんど発生しませんでした。
一応実家には1ヵ月で約42,000円(雑費)入れてます。

今月は車両交通費が高め。
なぜかというと、新しいヘルメット(OGKKabuto Kazami)を購入したから。
今まで使っていたのは10年前に買ったものですからね。
流石に安全性も装着性もダメダメになってきたから、新しいのを香川のイワサキで購入。
28,160円也。
AraiやSHOEIに比べれば安いはず…
ヘルメットの寿命は2年らしいですが、本当に2年で買い換えたら、その費用は車検並みじゃないか!
大事に落とさず扱って、出来るだけ長く保たせたいものです。

娯楽費では新しい登山靴が高め。(20,460円)
これもまた12年前に購入してソールも交換しながら履いていた物が壊れたため。
これからも登山趣味を続けるなら妥当な出費です。
靴は節約できない。
まあでも、登山靴で2万円代なら安い方です。
今までシリオを履いていたからまた買おうかと思ってましたが、店頭価格で3万円だったので安いモンベルを購入。
これも香川まで行って買いました。

総評

当期純利益は56,690円。
今年はまだ住民税が引かれてないので税金は安いです。
来年度からは収入が変わらなければ手取り収入が減るはず。

コロナのおかげで仕事が減って収入が減る人が多い中、自分は恵まれている方です。
しかしこれからは新しい生活様式のおかげで、我慢が出来なくなったサービス業者が倒産し、人手が余り、景気も悪くなるかもしれません。
経済はこれからも、少なくとも自分には予測が出来ない動きになっていくことでしょう。
今月黒字だから、今年は黒字になるだなんて確信は持てません。

日記

最近は非常に気持ちいい。
バイクで走っていると11号バイパス沿いではツツジが咲き誇り、山々の緑は萌ゆる。
少々暑い時もあるかもしれないが、バイクだとちょうど良い。
青空と心地よい風と、美しい景色、この故郷の景色以上のものがあるのかと思って色々と行ったが、やはり無いかもしれない。
昔感じた幸せはやはり間違っていなかった、と思う。

松茂のいはら釣具で、3000円の4.5m錘負荷5~10号のリール付きサビキ竿を購入。
安物だが、今まで使っていた1.8mの竿では出来ないことも出来るだろう。
これからは2本差しだ。
4.5mはウキフカセとちょい投げ、1.8mは波止に魚が寄って来た時のサビキにしてみよう。
どうせ今年の夏はなかなか県外旅行とかには行けない。
いつも夏の1日だけの休日は部屋に引きこもっていたが、これからは釣りをしてみよう。
今ある環境の中でも楽しめることはいくらでもある。

この環境を持っていない他人から見れば、自分は羨ましいだろう。
そして自分もまた、他人を羨ましく思う。
それぞれに良いところと悪いところがある。ベストは無い。
だからせめて、今この瞬間の良いところを追求してみようじゃないか。

日記,釣り

今日は休日。
天気予報では夏日になるようだし準夜勤明けなので、登山には行かずに釣りをすることに。

今日からは「タイドグラフ」という釣り場毎に潮汐表+天気予報+釣れやすさを表示してくれるアプリを導入。
それによると、今日の午前中(8時~12時)はそこそこ釣れやすくて風も無いようだ。

釣り場は北灘のどこかにしよう、と思って大浦などを見て回るが、案外外向きにはテトラがあったりしてちょっとちょい投げには不向きそう。
とりあえず香川との県境の、鳴門市の端。長浜へと行ってみる。

長浜の波止は小さく収容人数は少ないが、すぐ近くまで車やバイクまで来れるし、外向きテトラは少ない。
先端ほど水深が深く、海藻も少なくて根がかりしにくそう。

快晴の釣り日和、いつもどおりオキアミのちょい投げを行う。

すると、結構釣れる。
小魚が多くて、ガシラ、ベラ、アイナメの根魚が釣れて、アジなどの回遊魚も少しいた。
足元には悠々と大きなコブダイが2匹泳いでいて、なかなか離れようとしない。
オキアミを放ったら食べていたので、釣ることも出来るようだが、今持っている竿ではかかっても上がらない。

昼に近づくにつれて足元にはスズメダイの大群。
すぐにオキアミは食われてボロボロになってしまう。
「サビキで釣ったるか!」と思ってサビキ釣りに変更するものの、撒き餌を食うだけで針にはほとんどかからず。
たまに底からガシラが出てかかるくらい。

正午までに色々と釣れた。
もしかしたら人生で一番釣ったかもしれない。
リリースしようとした小魚もいたが、針が食われて魚体に傷が付いていたので持ち帰り。

これほど多くの数と魚種を調理するのは初めてなので、悪戦苦闘。
とりあえず頭を落として内臓を出して鱗を取る。
晩飯時に焼き物、揚げ物、煮物としたが、ウロコやヒレの処理が完璧じゃないし小骨が多かったので非常に食べづらい。
やはりアジが一番食べやすい。
しかし味は美味しい。

今までボウズばかりだったが、ようやく釣りの面白さの一端を知れたような一日だった。

日記

以前から思っているが、自分の職場では業界標準的な教育をされず、新人派遣社員は先輩社員や今までの経緯に従うような教育がされている。
化学分析は各種道具に細々とした使い方があるが、それらも基本的には先輩に従う。
しかし、本当にそれでいいのか?と思う。
なぜなら、自分は特定の他人に全幅の信頼を置けない。
先輩たちだって先輩に教わっていく内に、最初に教わった基本的なことが徐々に変化させてしまって、手を抜いてしまうこともあるだろう。
だから普通の社員でも教育係が1年に1回程度の再教育、新人なら入社直後に教育すべきだと思う。
そうしないと知らず知らずに規格外のことばかりやってしまうことになり、企業が製造するもの全体に信用性が低下する。

さて、一応自分はWDBの基礎化学講習のおかげでホールピペットなどの基本的使い方を身に付けている。
しかしその講習だけで仕事で扱う機器すべてをカバーは出来ない。
代表的なのは、ガスクロマトグラフやHPLC(高速液体クロマトグラフ)だ。
基本的に試料を調整してセットしてスタートすれば良いが、グラフの解析方法はよく分かっていない。
エラーが出たら先輩が色々とやっているが、傍から見ていたら「それが正しいのか?」とよく思う。
みんな、疑問に思わないのか。過去の点と点だけでしか判断できないのか、点と点を結んで線にしないのか、トラブルが発生する前に予測して対応策を撃たないのか。

というわけで今はHPLCの使い方などを体系的に学びたいと思っている。
さてどうするか、職場の上長に言ってみるか、自分で参考書を購入するか。
ちなみにWDBにそのことを伝えてみると、「職場から指示が出ないとWDBが主催する講習には参加できない」とのこと。

日記

最近はPS1の「川のぬし釣り」をプレイしている。
今見たら、結構しょぼい気がする。
昔は釣具の形状の豊富さとか美しさに魅力を感じたのだけど。
でもやはり釣りをしている時の環境音が良く、釣りをしている環境が好きな自分としてはそこら辺の魅力を感じる。

今のアウトドア趣味は、登山、バイクツーリング、釣り。
インドア趣味は昔から変わらず、ゲーム、漫画、小説。最近は追加で民俗・歴史学の学術書を読むこと。
昨今は三密が謳われているが、昔から一人遊びが好きな自分にとってはあまり変わらない生活だ。
県外に登山しに行くのは出来ないのが少々不満だけど。

今の環境、幸せと言えば幸せだよ。
この幸福は幼い頃から変わらないし、進歩はない。
人生が進めば幸福も高レベル・高次元になるかとも思っていたが、多分違う。

釣り,日記

26日、深夜勤を終えた休日。
寝不足気味なので昼に寝て、夜にまた眠る。
次の日からは通常の日勤モード。
やはりリズムが狂う深夜勤では、起きている時も少しぼんやりとしていて活力は湧かない。

27日、健康診断の項目がほんの少し残っているので、休日だが職場に行く用事あり。
1日中晴れなのでいつもなら登山に行くけど、今日は健診があるので釣りをすることに。
この日は松茂長原、鳴門岡崎で釣りをした。

松茂長原は砂浜が多いけど、河口に長い突堤あり。
車道から先端までは徒歩10分ほどかかる割に、水深はそこまで。
遠浅の砂浜だがテトラと海藻があるので、ちょい投げだと根がかりしやすかった。
風も強く釣りづらく、釣れるのはフグくらいだったので、早々に納竿。

空港北側の突堤にも行ってみたが、ちょうど工事中で行けず。

次は鳴門岡崎・里浦近くの鰯山へ。
ここの海岸線を歩くのは初めてで、ちょっと探検っぽくて面白かった。

基本的に遠浅の岩場で、釣りには不向きか。
潮が引いていたので小さな突堤に登れたが、先端からの景色は巨大なワカメばかり。
少しアタックしてみたが、針がすぐにワカメにひっかかって外れてしまう。
ここも松茂同様、遠投型の釣りじゃないと難しいだろう。

最後に行ったのは、岡崎海岸。
ここは景色も良く、トイレや駐車場などが整備され、釣りのしやすい初心者向けのスポット。
今日も釣り人はいくらかいた。

1時間ほどやってみたが、餌にかかる魚は皆無。
ボラが海面近くを泳いでいたり、際に小魚がいたりと魚影はまあまああったが。
もう少し暖かくなったらサビキ釣りを楽しめそうな場所だ。

徳島に帰ってから1.8mのコンパクトロッドでちょい投げ釣りばかりやっていたけど、初心者向けの割には根がかりが多くて釣り場を選び、大変である。
そろそろ長めの竿を買っても良いかと思う。

日記

深夜勤をする日々。

最近は勤務時間帯に応じて、余暇の過ごし方を変えている。
日勤、準夜勤では生活リズムが普通とあまり変わらないから、特にこだわりはない。
しかし深夜勤だと生活リズムが大きく変わるので、余暇の過ごし方も少し変えねばならない。

最近はベッドで読書をしているが、深夜勤だと良い感じに睡眠を誘い、寝つきが良くなった気がする。
刺激が少なくしかも頭を使うから、ゲームなどのように目が覚めたりせず、読んでいるとウトウトしてくる。

今は積んでいる本が多くあり、さっさと解消したいと思っている。
読書はそういう解消と達成の喜びがあり、ゲームなどよりも「知識を積み重ねている」感じがあるのが良い。
疲れている時にうだうだするときはネットサーフィンなどに甘んじてしまうのだが。