日記

仕事は、まあいつも通り。
プライベートも、まあいつも通り。

分析化学は特別好きというわけではないが、近場で働きたい場合はそこそこ求人があって給料もまあまあなので、技術者として生きるのは経済的に見て悪くはない選択肢だ。
というわけで、自分のキャリアアップのために分析化学の勉強を始めることにした。
「基礎化学なんて大学でもやった」という自負はあるが、やはりブランクがあるので、分析化学の基礎の本をメルカリで中古で購入。

そして仕事が暇なときに読み始めるが…意外に難しい。
「初学者向けとして、高校化学程度の知識を前提にしています」とは書いているが、本当に高校化学を前提にしている。
化学Ⅰだけでなく、Ⅱの知識や考えも必要だし、イオン化傾向や炎色反応や金属イオンの沈殿反応ある程度の暗記が残っていること前提だ。
多種多様な分析器具が登場し、その基本原理のみが記述されているが、新しい単語がめちゃくちゃ多く登場するし多様な知識を前提にしているので難しい。
本当に初学者向けなのだろうかと思うし、工業高校卒レベルならかなり難しいんじゃないだろうか。

しかしこれらの知識くらいがないと、分析作業者にはなれても分析技術者にはなれないだろう。
作業者のままだと本当に今の職場のような、ただの『工員』にしかならない。
分析化学は特別な興味は無いが金とキャリアにはなる。だからまあ、やるか。

日記

1か月半ぶりに造園業のバイトをした。
近所の大きな公園で、刈払機で草刈り。
季節が進んで、午後はかなり暑い。少し気持ちが悪くなったが、まあこれは身体が慣れてないだろう。

休憩時、青空を見ながら寝る。
まあ良い仕事だ。
しかし、この好きや熱意が、いつかは無くなってしまうのが恐ろしい。
だからこの仕事を生業にしようとする覚悟が持てない。
熱意が無くても続けられるような、自分に合った仕事をしようと思った。

帰宅後、風呂に入って、チューハイを飲む。
ほろ酔いになり、多幸感に包まれる。
ほろ酔いになると頭の回転が速くなる気がするのは、なんでだろう。
いつもは邪魔する理性が働かなくなるから?理性とは自制することで、闘争と逃走を抑えるのか?
はたまた、いつもこのくらい頭は働いているが、酔うとその実感を深めるだけなのか。
自分個人は酩酊状態の方が社交的になり行動力が増すから、恋人を作るとかそういう力は付く。
じゃあもしかして、他人は自分の酩酊状態と同じようなものなのか?

日記

深夜勤をしている。
夜0時~8時30分の勤務で、時間が長いわけでは無いが、生活リズムが非常に崩れる。

通常の日勤、準夜勤なら7,8時間はぐっすり眠れるのに、深夜勤だと浅い眠りで3,4時間+1時間ほど。
睡眠効率も時間も足りないから、体にはかなりの負担になっている、ように思う。
実際起きている時はあまり頭が働かず、酩酊状態のように少しフラフラとなる。

自室は2階で、ロフトベッドで寝ているので、日中は暑い。
まだ5月であるが、出来る限り熟睡するため、もうクーラーを点け始めた。
しかし真夏なら設定温度27℃で十分涼しいというのに、この時期だと27℃設定は暑い。

暑さと睡眠不足から、余暇はゲームなどを楽しむのではなく、ベッドで大人しく読書をしている。
あーあ、職場でも読書やアウトドア趣味のことを語れたらなあ。
事実、「合わない人間たち」なのか、それとも単に彼らのことを深く知らないだけだからか。
まあこんなこと考えているのは、職場以外で人間関係が薄いからだ。もう少し家庭と職場以外の人間関係を増やしたいと思ったり。

日記

まだ勤務3か月だから、ってのもあるが、まだまだ職場で本当の自分を出せている感じはない。
「もう少し自分と境遇が似て、共感できる人物が多い環境なら、この孤独感も無くなるのか?」
と思ったこともある。
周りは高卒、結婚早く、この職場以外は碌に知らないという人が多い。
扱っているものの理論などは知らず、とりあえず前任者の方法やマニュアル通りに行動しているだけ。

「ガンガン出世したりマネジメント系の転職したりすれば、境遇が似ている人に出会うのか?」
と信じて、今はとりあえず出世の道があればすかさず目指そうとしている。

しかし、思い返せば学生の頃から孤独というか、ぼっちだったな。
学歴等が似ている人らの中でも多くの共感と共に付き合えていた、わけではない。
たまたましつこく積極的に関わってくれるグループがあったから、大学生で本当の孤独だったわけでもなかったが、まあ基本的に異端児だ。

異業種Uターン転職の大卒者は「普通」じゃないから、異端で孤独なのは当然か。
孤独を味わいたくないから、大卒が多い都会に大卒が更に集まり、地方には地元の高卒ばかりが残っていくのか?
しかし小魚の群れのように、世間の動きに忠実に真似しないと不安でしょうがない大卒者を内心見下げている気持ちも実はある。
このプライドは、やはり臥薪嘗胆の想いで出世を目指して処理するのが、現時点で一番生産的な方法?

日記

先日、山奥の集落を登山口として、山に登った。

その集落は今の車社会の中では交通の便は悪い。グネグネと曲がりくねった細い川沿いの道を通って、更に斜面を駆け上がって、ようやく家に着く。
大型のスーパーやホームセンターなどは近くには皆無で、買い出しにも不便だ。
雇われて働ける場所も少なく、通勤時間も長くなるだろう。

しかし、その天空の集落は美しかった。
花が咲き乱れ、古風な屋敷と農地があり、南から陽光が射し、眼前には山並みと青空が広がる。
頻繁に出かけず、出荷や買い出しなどで週に1回ほどしか出かけないなら、過ごしやすい場所だろう。
少ない近所の人々ともおそらく顔なじみだろう。自分は彼らよりも人口密度のある町に住んでいるが、顔なじみはごくわずかだ。

こういう所で住む人にも幸せだったり不幸があったりするのは当然だ。
だから安易に彼らに「幸せですね」とか「可哀そうですね」とかも言えないのも当然だ。
しかし少し思う。
おそらくこのような山奥の人々だって、とあるポジションに就けば日本史上で五指に入るほどの実力者になる人もいただろう。

大都会の世間の中心でそういう立場で働いて力を発揮するのが幸福か、発揮せずのびのびと生きるのが幸福か。
自分だってどこかのポジションに就けば実力者として世間で認められるのかもしれない。
しかしそれがどのポジションなのか分からないし、その時得られる生活様式に幸福を覚えるのかも分からない。
実力を発揮せずに人生を終えるのも、もったいないとは思う。

こんなようなこと、歴史上にいくらでもあっただろう。
ジグソーパズルのように、全ての人間に役割が定まっているわけでもない。
自分の熱意が導くままに、生きていく?

日記

仕事は、まあ相変わらずだ。
「いつまでに独り立ちする」というのが決まってないから、自分が出来ないことがあっても焦って学ぼうとはしてない。
「じゃ、任せた」という気概だ。

しかし今でも「もっと手伝おうとするべきか否か」と悩む。
そういう気兼ねがあって、職場環境に慣れきっているとは言えない。
会話とかも悩む。
結局ほとんど何も喋ってないが。

そう言えば前職も最初は鬱々としていた。
「いつかはここから出てやるんだ、ただの踏み台だ」と思っていた。
仕事が多くなるにつれて達成感も自信も手に入れた反面、やっぱり出来ないこともあった。
悩みはいくらでもあった。

僕にとっての良い職場環境とはなんだろう。
分からない。分からないから、とりあえず金を稼ごうとする。
金は分かりやすい、分かりやすすぎる。
熱意のために仕事をすると、その熱意が無くなった時が恐ろしい。
…分からんよ。とりあえず求人情報には常にアンテナを張っておく。

日記

最近は非常に気持ちいい。
バイクで走っていると11号バイパス沿いではツツジが咲き誇り、山々の緑は萌ゆる。
少々暑い時もあるかもしれないが、バイクだとちょうど良い。
青空と心地よい風と、美しい景色、この故郷の景色以上のものがあるのかと思って色々と行ったが、やはり無いかもしれない。
昔感じた幸せはやはり間違っていなかった、と思う。

松茂のいはら釣具で、3000円の4.5m錘負荷5~10号のリール付きサビキ竿を購入。
安物だが、今まで使っていた1.8mの竿では出来ないことも出来るだろう。
これからは2本差しだ。
4.5mはウキフカセとちょい投げ、1.8mは波止に魚が寄って来た時のサビキにしてみよう。
どうせ今年の夏はなかなか県外旅行とかには行けない。
いつも夏の1日だけの休日は部屋に引きこもっていたが、これからは釣りをしてみよう。
今ある環境の中でも楽しめることはいくらでもある。

この環境を持っていない他人から見れば、自分は羨ましいだろう。
そして自分もまた、他人を羨ましく思う。
それぞれに良いところと悪いところがある。ベストは無い。
だからせめて、今この瞬間の良いところを追求してみようじゃないか。

釣り,日記

今日は休日。
天気予報では夏日になるようだし準夜勤明けなので、登山には行かずに釣りをすることに。

今日からは「タイドグラフ」という釣り場毎に潮汐表+天気予報+釣れやすさを表示してくれるアプリを導入。
それによると、今日の午前中(8時~12時)はそこそこ釣れやすくて風も無いようだ。

釣り場は北灘のどこかにしよう、と思って大浦などを見て回るが、案外外向きにはテトラがあったりしてちょっとちょい投げには不向きそう。
とりあえず香川との県境の、鳴門市の端。長浜へと行ってみる。

長浜の波止は小さく収容人数は少ないが、すぐ近くまで車やバイクまで来れるし、外向きテトラは少ない。
先端ほど水深が深く、海藻も少なくて根がかりしにくそう。

快晴の釣り日和、いつもどおりオキアミのちょい投げを行う。

すると、結構釣れる。
小魚が多くて、ガシラ、ベラ、アイナメの根魚が釣れて、アジなどの回遊魚も少しいた。
足元には悠々と大きなコブダイが2匹泳いでいて、なかなか離れようとしない。
オキアミを放ったら食べていたので、釣ることも出来るようだが、今持っている竿ではかかっても上がらない。

昼に近づくにつれて足元にはスズメダイの大群。
すぐにオキアミは食われてボロボロになってしまう。
「サビキで釣ったるか!」と思ってサビキ釣りに変更するものの、撒き餌を食うだけで針にはほとんどかからず。
たまに底からガシラが出てかかるくらい。

正午までに色々と釣れた。
もしかしたら人生で一番釣ったかもしれない。
リリースしようとした小魚もいたが、針が食われて魚体に傷が付いていたので持ち帰り。

これほど多くの数と魚種を調理するのは初めてなので、悪戦苦闘。
とりあえず頭を落として内臓を出して鱗を取る。
晩飯時に焼き物、揚げ物、煮物としたが、ウロコやヒレの処理が完璧じゃないし小骨が多かったので非常に食べづらい。
やはりアジが一番食べやすい。
しかし味は美味しい。

今までボウズばかりだったが、ようやく釣りの面白さの一端を知れたような一日だった。

日記

以前から思っているが、自分の職場では業界標準的な教育をされず、新人派遣社員は先輩社員や今までの経緯に従うような教育がされている。
化学分析は各種道具に細々とした使い方があるが、それらも基本的には先輩に従う。
しかし、本当にそれでいいのか?と思う。
なぜなら、自分は特定の他人に全幅の信頼を置けない。
先輩たちだって先輩に教わっていく内に、最初に教わった基本的なことが徐々に変化させてしまって、手を抜いてしまうこともあるだろう。
だから普通の社員でも教育係が1年に1回程度の再教育、新人なら入社直後に教育すべきだと思う。
そうしないと知らず知らずに規格外のことばかりやってしまうことになり、企業が製造するもの全体に信用性が低下する。

さて、一応自分はWDBの基礎化学講習のおかげでホールピペットなどの基本的使い方を身に付けている。
しかしその講習だけで仕事で扱う機器すべてをカバーは出来ない。
代表的なのは、ガスクロマトグラフやHPLC(高速液体クロマトグラフ)だ。
基本的に試料を調整してセットしてスタートすれば良いが、グラフの解析方法はよく分かっていない。
エラーが出たら先輩が色々とやっているが、傍から見ていたら「それが正しいのか?」とよく思う。
みんな、疑問に思わないのか。過去の点と点だけでしか判断できないのか、点と点を結んで線にしないのか、トラブルが発生する前に予測して対応策を撃たないのか。

というわけで今はHPLCの使い方などを体系的に学びたいと思っている。
さてどうするか、職場の上長に言ってみるか、自分で参考書を購入するか。
ちなみにWDBにそのことを伝えてみると、「職場から指示が出ないとWDBが主催する講習には参加できない」とのこと。

日記

最近はPS1の「川のぬし釣り」をプレイしている。
今見たら、結構しょぼい気がする。
昔は釣具の形状の豊富さとか美しさに魅力を感じたのだけど。
でもやはり釣りをしている時の環境音が良く、釣りをしている環境が好きな自分としてはそこら辺の魅力を感じる。

今のアウトドア趣味は、登山、バイクツーリング、釣り。
インドア趣味は昔から変わらず、ゲーム、漫画、小説。最近は追加で民俗・歴史学の学術書を読むこと。
昨今は三密が謳われているが、昔から一人遊びが好きな自分にとってはあまり変わらない生活だ。
県外に登山しに行くのは出来ないのが少々不満だけど。

今の環境、幸せと言えば幸せだよ。
この幸福は幼い頃から変わらないし、進歩はない。
人生が進めば幸福も高レベル・高次元になるかとも思っていたが、多分違う。