2023.4.30 初めて短編小説を書いた感想
3月後半から4月終わりにかけて、人生で初めて小説を書いてみました。
短編ですけどね。何と、原稿用紙換算で15枚(最大6,000文字)。
単行本1冊で10万文字とかになるんだから6000文字なんて少なすぎ、ちょっと長文のブログ記事1本分レベルであったりもする。
だけど今まで創作の執筆はしたことなかったので、時間は非常にかかりました。
仕事終わりに1,2時間かけて数百文字しか進まなかったりでしたし。
ジャンルは、ノンフィクション風…って感じ?
ちょっと自分でもよく分かりません。
郷土資料を読んでいると、本で調べても、現地踏査しても分からない部分があったので、いっそのこと創作して自分なりに補間しよう!ということで小説になりました。
ちゃんと資料だけで全て判明すればノンフィクションになるんですけどね。
雰囲気的には宮本常一先生の「土佐源氏」みたいな感じです。
現代人が古老から昔のことを聞くような文体で。
テーマは三重の意味を持たせたものですが、今から振り返るとこのテーマを6000文字で表現しきるのは無理があった気がする…
せめて50枚程度の短中編くらいにしたほうが良かったかな?
でもねえ、執筆初心者はやっぱり短編から始めないと。でもでも、15枚程度ならテーマは一つだけに絞るくらいじゃないと無理じゃね?
文字数を抑えてテーマを書くために、文体も設定も書きながら色々変えました。
もっと普通に井上靖や司馬遼太郎みたいに三人称風にしようかとしていたんだけどね、全部一人語りになっちゃったよ。
で、何で15枚程度の短編にしたかというと、近々締め切りのある投稿小説受付の規定がそうだったから。
短編で、締め切り近くて、ハードル低そうなものがそれだったから、それに合わせて書いたの!
小説の投稿とか新人賞って探せばいっぱいありますが、それぞれにテーマや規定があるのでまずは調べてから書いていく必要があります。
「小説家になろう」とかなら別に何もないんですが。
私が投稿予定の賞は最優秀賞をいただければ賞金出ますが、「なろう」とかは見返りがない(?)のでモチベーションが湧かず、あと、異世界ものじゃないし。
とは言え、小説初心者のクソ雑魚にはそんなこと期待する必要は微塵もないのですが!
最近、色々と本を読んだからか目が肥えてしまいましたが、間違いなく今は「眼高手低」ですから執筆を始めれば自分の無能さを再認識し、巷にある創作物への尊敬が復活する、ような気がする。
それに、小説を執筆したことで分かったことも多くありました。
プロットの組み立て方、ノートの書き方、日頃からメモをすること、資料を集めること記録をすること(集めた資料が無駄にならないように分かったことはwikipediaに記録したりもした)、頭の中では名作でも形にするとそれほどでもないこと。
ずっと疑問だったことを創作によって一本化すると、無意識レベルで「分かった」感じがして、「スッキリする」ってこと。「書かざるを得ない」と言っている小説家は、こういう書いてスッキリする『救い』のために、書いているのだろうか。