2022.03.23 価値とは制限があるからこそ生まれるもの
臨時職員として公務員的な職場で働いていたが、今日が最後の勤務日だった。
挨拶を済ませ、机を片付け、退職していく。
引き継ぎは引継書を2時間ほどで書き上げ、10分ほど口頭で説明して終わった。
「ここの正職員になっても良いのに」なんてお世辞でも嬉しいことを言っていただけた。
ありがとう、ございました。
車でいつもどおりの道を帰る。
お気に入りの曲を口ずさみながら、アパートへ帰る。
私はやり終えた。
帰宅後にこのブログの日記を読み返す。
仕事のことよりも心理に関する研究の記述が多い。
私はこの10ヶ月間、心を探求していた。
答えは無い。だけど、新たな境地を垣間見せてくれた。
次の生活が来る。このアパートから退去する日も近い。
制限があるからこそ価値が生まれる。
いつまでも健康と美が続かないからこそ、それらに価値が生まれる。
恐らく将来の私は今の私よりも更に深い考えを持つようになるかもしれない。
だのにその成長後の自分より、失われたものに価値を求めてしまう。
必要なものなのに失ってしまう、のではなく失うからこそ必要と認識するのである。
私はまた一つ、二つ、失うことになる。新たに得ることもあるけれど。
次の職場が決まった。新しい住居を探さねば。