西香川旅行―父母ヶ浜で夕陽を見よう

2020年8月28日

2020年8月26,27日の2日間、丸々休みでした。
というわけで、

「西香川で、海水浴と夕日を楽しもう!」をコンセプトに1泊2日のソロツーリング。

行ったところとルートはこちらー↓

高屋神社(稲積神社)

最高気温が36,7度の猛暑日。
熱風を風に受けながら高速道路を走り切り、まず着いたのは高屋神社。

ここは「天空の鳥居」が有名で、車道が近くまで通じているのでツーリングに良い場所でしょう。

尾根の突端に位置しているため、眺望が非常に良い!
神域ですが木々が低く抑えられているので南北に開けており、青空と穏やかな瀬戸内海、父母ヶ浜などの砂浜が美しい…

入場制限なども無いので夜でも来れるでしょう。
夜景を見に来るのも良いかも。

琴弾公園

今までに2度ほど来たことがありますが、せっかくここまで来たんだから、観音寺市のメイン観光地である「琴弾公園」にも寄りました。

寛永通宝の砂絵が有名ですが、今回はのんびりと砂浜や松林を散歩するだけに。
陽射しがきつく気温も高すぎて快適とは言えませんでしたが、やはり風景は美しい。
だだっ広い砂浜は確かに美しいですが、ベンチなどのワンポイントあるともっと情緒あります。

名部戸海水浴場

父母ヶ浜で海水浴しようかと思いましたが、写真撮影のための観光客が非常に多くて場違いだったので、場所を移ることに。

選んだのは、北側の小さな集落の静かな砂浜、「名部戸海水浴場」
綺麗な白砂の中規模の湾です。
遠浅で穏やかで、人も多すぎず、穴場の海水浴場ですね。
海の家が一軒あり、駐車場も広いです。

さて、一人で夕暮れまでキャピキャピと数時間泳ぐのは難しいので、「タープを張って、椅子に座って読書しながら夕日を待とう」としたわけです。
結果、登山用ツェルトをタープ代わりにしようとしたので立てるのに非常に苦労したのに、小さな杭ではすぐにロープが外れて倒れてしまう。
しかしタープなしでは陽射しを遮るものが無く、直射日光を浴びすぎて長時間いられず。
水温は高くて非常に泳ぎやすかったですが、ここで数時間過ごすのは無理だ、として移動。
やっぱり、ビーチではビーチ用の装備が必要ですかね…

いやまあ、海水浴場としては非常に良い場所だったのは確かなんですが。

父母ヶ浜

父母ヶ浜で夕日を撮りたかったのですが、昼間にひとまず寄ってみました。

「日本のウユニ塩湖」ということで最近インスタ映えなのもあって非常に人気が出てきた場所です。
実際どんなものなのか行ってみると、なるほど、つまり非常に遠浅の干潟のような砂浜です。
干潮時にはこの干潟に水たまりが出来、海上の波が伝わらなくなり、鏡のように反射する。
しかし見た感じ、簡単に美しい写真が撮れるとは限らないようで、風とか時間とか潮とかが全て上手く重なる必要があるよう。

最近人気が出てきた場所なので、観光地としての整備が急ピッチで進められているようです。
おしゃれな店が出来て屋台のようなものも来ているけど、無料だから良いけど駐車場などは仮設っぽい感じ。
周辺の、昔からある店は観光地らしさは無くて地元感のあるものばかり。

この少子高齢化、若者の旅行離れの時代に、久しぶりに「新たな観光地」が生まれつつある雰囲気を感じました。

夕暮れまでは3,4時間もあったので父母ヶ浜でのんびり過ごそう…かと思いましたが、無料の日陰のベンチが非常に少なかったので、場所を移しました。
山の上の方に良い感じの休憩所があったので、持ってきた本を読んでのんびりと時を過ごしましたよ。

…午後6時、さてそろそろ行くか。
そして父母ヶ浜に着くと、夕暮れを見に来た県外の若者が!
「ここは本当に四国か!?」と驚くレベルの若者比率です。
おじさん(30代)は場違いでは…とちょっと肩身狭い。

この時父母ヶ浜は満潮で、普通の砂浜になっていました。
波も立っていて、インスタ映えする写真は全く撮れそうにありません。
それでも若者は多く、しかたないので砂浜と夕暮れの風景を楽しんでいたようです。

しかしちと落ち着かないので、夕暮れくらいは静かに過ごしたい。
バイクで東奔西走して自分なりの夕暮れを探す。
父母ヶ浜の北側、老人ホームの近くの防波堤辺りは静かで良かったです。
真夏の花、夾竹桃が咲き誇り、日は落ちる…

気温は下がり、今日も終わる。

この日のホテル、Gotoキャンペーンで安くなった「善通寺グランドホテル」に行って宿泊。
普通のビジネスホテルですが、久しぶりなので新鮮です。
晩御飯は併設の和食料理店で、鯛の釜めし御膳。
ホテル宿泊時にもらった券で、生中が無料になったのでもちろん飲みましたよ。

暑ければ暑いほど良くなるのは、水遊びで体が冷えにくくなることと、ビールが美味いことくらいだ!

善通寺(2日目)

いつも通り、朝7時頃に起床。
窓からは朝日が輝いていましたが、開けると熱気が…

今日も暑くなりそうです。

善通寺市のメイン観光地、「善通寺」を観光。
昔、四国遍路で参ったことがありますが、ただの観光で来るのは初めて。
のんびりやりましょう。

…のんびりと境内を見回りたかったのですが、朝8時なのに暑い!暑すぎる!
この時刻なのに、日陰じゃないと辛い…。

真っ暗な戒壇巡りもやりました。
平日のあさイチなので一人でやれましたよ。
他の観光客がいると歩いている時に密になったり接触したりしてしまいますからね。
それに一人のほうが、宗教的な心に集中できる。

やはり善通寺は美しいものでした。

丸亀城

丸亀市のメイン観光地、丸亀城を観光。
実は今まで一回も来たこと無かったの!

丸亀城は地方の城の割に石垣が非常に大きく、そして美しいのが特徴。

猛暑なのでちょっと歩いただけで汗が噴き出る。
水飲み場でガソリンを補給するかの如く水分を取りながら行動しました。
水分を引き換えに、行動する。

頂上にある天守閣は3階建てですが、コンパクト。
他の城と比較して、中は特にこれと言ったものは無いですが、風が吹き通って涼しかった…
お殿様たちは夏の避暑としてもこの天守閣を使っていたのだろうか。
北には美しい瀬戸内海が広がり、かつてはここを帆船が行き交っていたんだろうな…

なお丸亀城は2018年に石垣が大きく崩れたようで、今でも修理しています。
画像認識技術を使って全ての石を元通りに組んでいくのは、凄い。

この後城内の丸亀市の歴史資料館にも寄りました。
やはり城と、うちわが有名。

うたづ海ホタル・瀬戸大橋記念館

このまま西香川の海沿いの観光地を制覇していこう!

「うたづ海ホタル」は最近四国水族館も出来た、道の駅。
道の駅というより海浜公園で、保存された塩田と綺麗な公園が見どころですね。
もう少し気温が低かったらこういうところでぼへーっと海を見るのにね。

「瀬戸大橋記念館」は名の通り瀬戸大橋にちなむものを保存したり、特異な建築方法の紹介について。
この辺の超大規模構造物って、今までにやったことのないような技術がふんだんに使われて、さながら実験場でもあるような高度な試行がされているのが、驚愕するところですよ。
よくまあ、こんなことを思いついて、事故無く達成できるように具体的な計画を立てて、実践したものだ。

地上部の大きさだけでなく、水面下の構造物と、苦労も知れる記念館です。
池と滝や噴水も、涼やかです。

塩業資料館・瀬戸内海歴史民俗資料館

五色台から

坂出・宇多津一帯はかつては広大な塩田が広がっており、坂出には「塩業資料館」があります。
資料館好きなので、そりゃ寄る。
塩田で使われていた道具が展示され、古代から現代までの日本の塩づくりの歴史が学べます。
塩タブレットももらえました。

ドライブコースで人気の五色台には大きな「瀬戸内海歴史民俗資料館」があり。
塩飽諸島の民俗資料はそれぞれの島にあるのではなく、ここに集められているようですね。
漁師たちの船や漁具、日々の生活に使った物たち、展示は非常に多いし広いです。
しかしそれでも、入館料は無料!これは凄い!
凄いけど、この日は暑く、ゆっくりと見えなかったのがちょっと悔しい…

終わりに

やっぱり、観光は、もう少し涼しい方が良いですね…
せめて最高気温が30℃以下、出来れば25℃前後の春や秋。

でも暑いと海水浴が心地いいんですよねえ。
汗をダラダラかいてから海の水で流して冷やす!

西香川も大分観光したものだなあ。
東香川も結構行ったし、あとは塩飽諸島とかかなあ。
もう少し涼しくなった秋、民宿に泊まりながら釣りでもしたいものです。

旅行

Posted by YU